阪神・藤川監督 「特別」な宿敵に初連敗&初カード負け越しも「全てを糧にして戦っていく。それがペナントレース」

 「阪神3-4巨人」(16日、甲子園球場)

 前向きな言葉とは裏腹に、目は充血し、少し震える声が胸中の悔しさを物語った。4万2601人がスタンドを埋めた甲子園球場。阪神・藤川監督が「特別」とライバル心を隠さぬ宿敵・巨人を相手に、2戦連続の惜敗は「伝統の一戦」という舞台の厳しさを改めて感じさせた。苦しい試合展開だった。

 初回、スライドで先発を託したルーカスが、先頭から2者連続で四球を与えた。過去2戦と同様に立ち上がりの不安定さを露呈。1死後、ダルベックに3ランを浴びた。開始10分で許した大量ビハインド。「4月ですから。どんな選手でも簡単ではない」とかばったが、流れを完全に失った。

 助っ人は三回にも4連打で失点を許した。それでもシーズン143試合を考えれば必要不可欠な存在。「気にせず慣れていくことです」と四、五回も辛抱強く復調を待った。5回7安打4失点は収穫の“一敗”。「経験を積んで?そうですね。いつも言っている通りです」と、泰然を貫きながらリベンジを期待した。

 一方、打線は最後まで一打逆転の雰囲気をつくった。初回の攻撃で佐藤輝が4号2ラン。一方的になりかけた試合の流れを引き戻すと、2点を追う五回にも下位打線がチャンスをつくった。1死から開幕カード3月29日の巨人戦以来、14試合ぶりにスタメン出場した小幡が左前打で出塁。代打・福島は二塁前の打球を放ち、一塁に頭から飛び込んで内野安打とした。近本がつなぎ、中野の犠飛で再び1点差だ。

 「こういう展開なんでしょうね。それが1年間、続きますから」

 八回には無死二塁をつくったが、4番・佐藤輝、5番・大山の中軸が凡退。甲子園球場での巨人戦は、昨季から10試合連続で1点差と接戦が続く。今季初の連敗でカード負け越しも初。シーズン最初の本拠地対戦カードで、巨人に負け越すのは2019年以来となった。「全てを糧にして戦っていく。それがペナントレース。きっちりとまた戦っていきます」と藤川監督。まだ17試合。悔しさを力に変えて常勝チームを築く。

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