阪神・高橋遥人2完封 4月達成は江夏以来57年ぶり チームは4連勝、カード一巡終え首位11勝4敗

 「中日0-3阪神」(12日、バンテリンドーム)

 阪神が中日に3連戦3連勝し、今季初の4連勝とした。高橋遥人投手(30)が5安打に抑え、今季登板3試合で2度目の完封勝利と無双状態。4月までに2完封の阪神左腕は1969年の江夏豊以来、57年ぶりの快挙だ。相手の高橋宏斗投手(23)との“高橋対決”も2戦2勝。チームは対セ・リーグ一回りを終え、11勝4敗で貯金も今季最多更新の7。14日からは甲子園で巨人を迎え撃つ。

 試合終了の瞬間、球場の左半分を埋めた虎党がどっと沸いた。「しゃー!」と声を上げた高橋は、捕手の伏見と熱い抱擁。マウンド上でナインと笑顔でハイタッチを交わし、喜びを分かち合った。

 「(前回の完封より)今日の方がいいんじゃないですかね。尻上がりによくなったなと。守備にも助けられたので、みんなのおかげです」

 最後まで球威が落ちなかった。8回を終えて今季最多に迫る111球。間違いなく疲労はあったが、九回のマウンドに立った。先頭のボスラー、続く花田と自慢の直球で連続三振に仕留めた。「疲れている中でも、強いボールがいっていたから自信になる。いつもは疲れてる時にボールも落ちてくるので、そういうのがなくなってきた」。自信を持って、真っすぐで勝負できた。

 課題の立ち上がりを乗り切り、リズムに乗っていた。前回登板5日の広島戦(マツダ)では、初回に失点。これが今季投げた3試合で、唯一の失点だが、悔いが残っていた。この日もいきなり1死二塁とピンチを迎えたが、サノー、細川を連続三振に抑えた。その後も走者は出したが「ランナーを背負ってから粘れた」とうなずいた。

 これで早くも今季2度目の完封勝利。阪神で4月までの2完封は88年の伊藤文隆以来、38年ぶり。左腕に限ると69年の江夏豊以来57年ぶりの偉業だ。「できすぎですけど、緊張感がある中で、いっぱい投げられてうれしいです」と表情を緩めた。

 今季は自身初の開幕ローテ入り。最初の登板で完封勝利を挙げるなど、一度も抹消されることなく、順調に走ってきた。防御率はリーグトップ0・38。最高の滑り出しをみせているが、決して浮かれた様子はなかった。

 「投げるなら投げるで悩みはある。課題はたくさんあるので、余裕なんてないです」

 1登板ごとに反省して、次の登板に生かす。それが高橋のポリシーだ。ここまでチームが挙げた11勝のうち、先発投手に8勝がついている。その先頭に立っているといっても過言ではない。

 気迫のこもった投球で、チームを同一カード3連勝に導いた。「しっかりずっと投げられるように頑張りたい」。まだシーズンは始まったばかり。高橋の進撃は止まらない。

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