阪神・大山 待ってました今季1号!開幕14戦55打席目 並木&田淵に並ぶ新人から10年連続弾
「中日3-7阪神」(11日、バンテリンドームナゴヤ)
放物線を描いた白球が新設のウイング席で弾んだ。打球の到達点を確認した阪神・大山悠輔内野手が、表情一つ変えずダイヤモンドを駆ける。開幕から14試合、55打席目の今季1号。森下に続くアーチ攻勢で、天敵・大野を序盤で攻略した。精神的支柱として佐藤輝の後を担う不動の5番。上昇気流に乗った。
「とにかく次の1点を取りにいく気持ちで打席に立ちました」。1点リードで迎えた二回、先頭で迎えた打席だった。積極スイングを仕掛け1-1からの3球目。外寄り低めのツーシームを芯で捉えた。飛距離119・5メートル。昨年までの広いドームなら、フェンス手前の打球もウイング弾だ。
五回にも右前打を放ち今季3度目のマルチ安打。6戦連続安打&3戦連続打点と調子を上げてきた。これで入団初年度から10年連続で本塁打を記録。球団の生え抜き選手では並木輝男、田淵幸一に肩を並べた。ケガや不振による長期離脱が少なく、毎年、コツコツと積み上げてきた結晶。不断の努力が結果になった。
「勝ててよかったと思います」。大勝で終わった試合後、多くを語ることはない。常々、藤川監督が「タイガースは大山で待つということに変わりはない」とし、チームのキーマンとして信頼を口にしてきた。「また明日も頑張りたい」とは大山。待望の今季1号から歩みは力強さを増す。開幕ダッシュを決め、チームは連勝街道を突っ走る。
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