阪神・佐藤輝 森下とアベック弾で今季1号「またフェンス直撃かなと」 打率、打点、安打数、得点圏打率の4冠
「阪神9-3ヤクルト」(7日、甲子園球場)
聖地に快音を響かせた阪神・佐藤輝明投手(27)は全力で走った。「またフェンス直撃かなと思ったんですけどね」。そう言って笑ったように、角度がついていたわけではない。それにもかかわらず、打球速度169キロの弾丸ライナーはグングン伸びていく。バックスクリーン左へ着弾すると、この日一番の歓声が巻き起こった。
4点リードの八回2死一塁。待望の一発が生まれた。大西の初球の速球を捉え、開幕から10試合目、44打席目での今季1号。安打は量産していたが、なかなか出なかった1本。本人に焦りはなかったが虎党は待ちわびていた。「珍しくいい風が吹いてましたし、最後はねファンの声援が押してくれたと思います」。甲子園初戦でスタンドを大いに湧かせた。
本塁打だけでなく、この日は今季2度目の4安打。打率は・381まで上昇し、8打点、16安打と3部門でトップに立っている。さらに得点圏打率は驚異の・625。「ヒットが出てるというのはいいこと」と10試合で無安打は3試合だけ。昨季は本塁打と打点の二冠だったが、夢の三冠王へ確実性もアップしている。
この日はあいみょんが始球式を務めた。西宮出身のスター同士。あいみょんが「輝明さんは同じ宮っ子として活躍しているのはうれしく思う」と言えば、佐藤輝も「同じ西宮で活躍してる方なんでうれしいです」と呼応した。試合前には坂本考案でヒーローのトラッキー人形に自身もサインを書き、プレゼント。勝利も届け、甲子園開幕を一緒に彩った。
昨季も本拠地で左打者に不利な浜風を受けながら球場別最多の11本塁打。今年も聖地が最高に輝ける場所となりそうだ。首位のヤクルト相手に快勝で気分もいい。「あと2戦ある。勝ちたいですね」。風物詩のジェット風船も復活した。佐藤輝のアーチも飛び出した。今季も猛虎打線を引っ張るのは、どっしりと座る4番しかいない。
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