阪神・佐藤輝 止まらん5戦連続安打!初回電光石火の先制V撃 16年ぶり開幕2カード連続勝ち越し 単独2位浮上

 「阪神4-3DeNA」(2日、京セラドーム大阪)

 阪神が鮮やかな速攻劇を決めた。初回1死一、二塁から佐藤輝明内野手(27)が5試合連続安打となる左翼への適時二塁打を放つなど、一気に3点を奪った。前夜の敗戦ムードを吹き飛ばし、そのまま勝利。2010年以来16年ぶりとなる開幕から2カード連続勝ち越しで、単独2位に浮上した。

 ポンッと合わせただけで、ピンポン球のように打球は飛んでいった。佐藤輝が竹田の立ち上がりを崩す、決勝の先制適時二塁打。「良かったです」。今年の京セラでは見納めとなる、昨季王者の証しのチャンピオンユニホームが一段と輝きを増した。

 初回1死一、二塁。竹田の143キロ外角直球を流し打った。今季最速、打球速度178キロのライナーは左中間フェンスの上部に直撃。序盤から主導権を握る一打に「いいんじゃないですかね。早めに伊原を援護したかったので、初回にいい形で先制できて良かった」。これで5試合連続安打となった。

 ただ、2打席目以降は3打席連続三振で終わった。打率・333とコンスタントに結果は残しているが、まだ25打席で本塁打は出ていない。それでも8安打中、4本が二塁打。「そうっすね」ともう少し角度がつけば、スタンドインできるという感覚もある。

 好データもある。昨季はコース別の打率で・190と苦しんだ内角高めを、今季は5打数5安打と攻略。相手バッテリーは攻めどころに四苦八苦している印象だ。無安打は開幕戦だけ。「結果が出ていることに関しては良かったかな」と日々の積み重ねには納得している。

 昨季は40本塁打、102打点と圧倒的な数字で二冠。さらなる飛躍を目指す今季、プラスアルファで求めたのが「もっと強い打球を打ちたいし、確率良く打てるようになること」。ここまでは甘い球をきっちりと仕留めて、目標の一つとする打率3割以上を維持。安打の半分が長打と、求められる役割も果たしている。

 この日は試合前練習のフリー打撃を外で行わなかった。昨季から体の状態に合わせて、試行錯誤してきたこと。室内でバットを振り、「去年からもそういう時はある」と感覚を確かめた。米大リーグ・ドジャースの大谷も行うルーティンの一つで、自分に合った調整で試合に臨んでいる。

 チームは2010年以来、16年ぶりに開幕2カード連続で勝ち越し。広島を抜いて、2位に浮上した。まだ出ていないアーチにも「それは周りが思ってるだけでしょ」と笑い飛ばした。3日からは昨季の開幕戦で本塁打を記録したマツダスタジアムに乗り込む。期待の一発が見られる日も近い。

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