阪神・岩貞「藤川監督をもう一度胴上げしたい」FA権行使せず残留決定 来季へ意欲「キャリアハイ目標」
今季取得した海外FA権を行使せずに残留を決めた阪神・岩貞祐太投手(34)が4日、決断経緯を説明した。「タイガースでもう一度、日本一になりたいという気持ちが一番強かったです。しっかりオフも準備して、藤川監督をもう一度、胴上げしたいと思います」と決意表明。来季へ向けて単年契約を結ぶ見込みで「来年35歳を迎えますけど、昨年オフとは全く違う目標、キャリアハイを掲げてやりたい」と意欲を示した。
藤川監督に電話で残留報告したところ「プレーヤーとしてはもちろん、ベテランとして若手の見本となるような、そういうところを期待してる」と激励を受けたという。29試合登板で3勝1敗4ホールド、防御率2・12の今季について「開幕前に『今年ダメならば』と臨んで、自分が思い描いてた一番悪いシナリオよりはいいシーズン」と総括した。
ただ、日本シリーズ第2戦では2番手で粘りきれず、山川に3ランを浴びて早々に勝負を決められた。「このオフ、厳しい練習を課していく中で、あの登板は忘れることはできない」。胸に刻まれた悔しさを発奮材料に、13年目に備える。
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