今季限りで引退の阪神・原口文仁に甲子園大歓声 リーグ最終戦に代打で登場し中飛 帝京高出身・清水と対戦 「原口」コール響く 最終回には捕手も
「阪神-ヤクルト」(2日、甲子園球場)
阪神のリーグ最終戦が行われ、レギュラーシーズン最後の出場となった原口が七回2死一塁に大山の代打で打席に立った。
代打で原口の名前がアナウンスされると、「原口!頑張れー!」と球場内からは大歓声が上がった。名前入りタオルや横断幕を掲げるファンの姿も。ヤクルト・清水と対峙(たいじ)。初球147キロを豪快にフルスイングし、どよめかせた。続く147キロ直球はファウルに。3球目、146キロ直球をはじいて中飛となったが、大きな拍手に包まれ、「原口」コールも響いた。八回には一塁守備にもつくと、最終回には捕手を務め、岩貞をバッテリーを組んだ。
原口は今季2軍暮らしが続き、9月下旬に球団に引退の意向を伝えた。帝京高から2009年度ドラフト6位で阪神に入団し、度重なるけがや育成落ちを経験し、大腸がんも乗り越えてきた現役生活16年間だった。
16年4月27日・巨人戦(甲子園)にはプロ初安打をマークした。19年1月には大腸がんを公表。リハビリを乗り越え、同年6月4日・ロッテ戦(ZOZO)の九回代打で適時二塁打を放ってヒーローインタビューを受けた。“代打の神様”としてチームに大きく貢献してきた原口が、この日も代打で球場内をどよめかせた。
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