阪神・佐藤輝 音なしも不安なし 2戦連続フル出場で全快アピール 40発へ最後の関東遠征「頑張ります」

 「阪神1-4DeNA」(20日、甲子園球場)

 甲子園で最後の打者となり、うつむき加減でベンチへ向かった。阪神・佐藤輝明内野手は3試合ぶりの先発復帰から2試合連続で快音なし。9月に入って初めてのことだ。ただ、決して状態が悪いわけではない。目標達成への助走だと思えばいい。

 初対戦となった竹田には「良かったんじゃないですか」と、うまく攻められた。初回2死一塁ではバットを折られて右飛。四回無死では強烈な打球音を響かせながら、右翼の正面を突いた。角度さえついていれば、どうなっていたか分からない。「内容は悪くなかったのでは?そうっすね」と前向きに捉えた。

 残りの2打席は空振り三振に倒れたが、土曜日のデーゲームで元気な姿を見せられたことに意味がある。17、18日の広島戦(マツダ)は蓄積疲労によるコンディション不良で欠場。19日は守備でハッスルプレーを披露して、この日もフル出場と全快をアピールした。

 21日からは今季最後の関東遠征となる。今季4本塁打の神宮で2試合、今季2本塁打の横浜スタジアムで1試合。目前に迫る40本塁打、100打点へ、打者有利の球場でアーチを描きたい。

 21日のヤクルト戦は左腕・山野との対戦。前回8月23日の対戦では3打席連続三振を食らった。「頑張ります」。短い言葉に思いを込め、いざ東京へ。虎の4番が関東の虎党に感謝の一発を届ける。

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