阪神・藤川監督 被弾の伊原に注文「もうかわせる時期じゃない。強さを身につけることが必要」
「阪神1-4DeNA」(20日、甲子園球場)
さらなる成長を願うからこそ、言葉に熱がこもった。阪神・藤川球児監督は工藤、椎葉とともに「まだまだ甲子園、ファンの方に育ててもらわないといけない投手」として、伊原の名前を挙げて注文をつけた。
「かわそうとしても、もうかわせる時期じゃない。かわす技より強さ。新人だから通りかかっていることだし、うまさの時期は過ぎているので、これからは強さを身につけることが必要になる」
大山のソロで1点差に詰め寄った直後の八回。2イニング目の伊原は先頭・桑原にカーブを中前打され、1死後、オースティンにフルカウントからのスライダーを左翼席へ運ばれた。左腕ががっくり両膝に手を突いてうなだれる中、4万2615人のスタンドはため息と落胆の声に包まれた。
伊原は開幕直後に先発ローテ入りし、6月までに5勝をマーク。新人王最有力とみられたが、その後6連敗。再び中継ぎに配置転換されている。CSに向けてアピールしたいところだったが、悔しい結果に終わった。
「来年に向けて、今勉強していると。それに尽きる」。藤川監督の言葉は期待の裏返しだ。次代を背負う投手として大きく育てていく。
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