阪神・早川 先輩見て学んだ基本の大切さ 「特別な練習方法があるのかな」想像と違った憧れの世界

 2勝目を挙げ、ポーズを決める早川(撮影・西田忠信)
 6回、安藤投手コーチ(左)に声をかけられる早川(撮影・西田忠信)
 6回、ビシエド(左)を三ゴロに仕留めた早川(撮影・西田忠信)
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 「阪神4-0DeNA」(19日、甲子園球場)

 育成入団のルーキーとは思えない堂々のピッチングが頼もしい。甲子園初先発となった阪神・早川太貴投手(25)が、6回6安打無失点で2勝目を挙げた。今後の起用は流動的なところはあるが、CSでも“秘密兵器”として期待が集まる。

  ◇  ◇

 入団から約9カ月。1軍、2軍での登板も経験し、先輩ら周囲の練習と試合での姿も見てきた。その中で早川が一番感じたのは「基本の大切さ」だった。

 「先輩たちはめちゃめちゃすごくて、テレビで見てたような方たちだけど、基本的なことを大事にしていた」

 何万人もの観客の前で腕を振り、メディアでも取り上げられる姿はキラキラしたスターそのもの。「特別な練習方法があるのかなって」と想像を膨らましていたが実際は違った。

 「ウエートをしっかりやってからインナーを鍛えたり、キャッチボールから意識を持って投げたりとか。一個一個丁寧にやっている」。憧れの世界で目にしたのは、基礎に忠実に取り組む先輩の姿だった。地道に積み上げていくことこそが“大物”への近道となる。

 「周りと比べないで、自分のことに集中してやっていくことが、活躍していくために大事なのかなって」

 自分自身の今と向き合い、日に日に練習での意識を高めている。プロの世界で“野球の原点”に気づいたことが勝利の原点となった。(デイリースポーツ阪神担当・和泉玲香)

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