阪神 藤川球児監督が見せた一瞬の表情 起用した木浪聖也の二塁打に拍手&口元が緩む 試合後の会見では自ら切り出す「答えを出してくれた」
「阪神6-1広島」(5日、甲子園球場)
阪神の木浪聖也内野手が89日ぶりに甲子園でスタメン出場し、初回の第1打席で三塁線を破る二塁打を放った。直後、起用した藤川球児監督がベンチから拍手を送り、一瞬だけ表情を緩めたシーンがあった。
初回、大山のグランドスラムなどで5点を奪い、試合をひっくり返した阪神。なおも2死から木浪が三塁線を破る二塁打を放つと、甲子園のスタンドが大歓声で沸き返った。
直後、中継カメラが捉えた藤川監督は拍手を送り、一瞬だけ表情を緩めた。すぐさま普段の冷静な顔へと戻ったが、起用した選手が即結果を出したことで試合後のインタビューでは自らたたえた。
第一声でゲームの振り返りを問われた指揮官は「充実したゲーム内容。継投もスムーズに行きましたし、木浪が久しぶりに出ていい一本が出て良かった」と自ら木浪をたたえるコメントを切り出した。その後、インタビュアーから再び木浪のことについて問われると「対戦投手に合うんじゃないか。しっかりと答えを出してくれて今後も楽しみ」と目を細めた。
木浪も試合後、「甲子園で試合に出られるというのは特別です。改めて当たり前じゃないんだなと。そういう気持ちは芽生えました」と語った。遊撃、左翼で激しいポジション争いが繰り広げられている現状。指揮官の起用に選手が即、結果で応える。これがVロードを独走する原動力にもなっている。
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