阪神・村上 Vウイーク初戦竜斬り 奪三振セ界2位、勝率単独トップ 課題残る自己最多11勝目「次に生かしたい」

 「中日3-5阪神」(2日、バンテリンドーム)

 村上頌樹投手にとって課題を残したマウンドにも、試合後は素直に勝利を喜んだ。6回2/3を投げ6安打3失点で自己最多の11勝目。完封ペースから一変、七回途中降板にはなったが「11勝目ができたというのは、うれしいですね」と静かに笑った。阪神エースの役目を果たした105球。個人タイトルも見えてきた。

 序盤は中日打線を圧倒した。初回、2死二塁と得点圏に走者を背負ったが、4番・細川をスライダーで空振り三振に斬った。「全部、うまく使えた」と内外角に直球、変化球を織り交ぜながら丁寧な投球。四回からは3イニング連続で三者凡退に抑えた。だが、5点をリードした七回だった。

 先頭の細川に左翼越え二塁打を浴びると、ボスラー、山本と3連打で1点を失う。それでも気持ちを切り替えてチェイビス、代打・ブライトを抑え、2死から代打・大島を迎えた。「1点でしのげたところだったので、あとのもう2点が無駄でしたね」と悔やんだ対戦。フルカウントから151キロを中前に運ばれた。

 ここで及川に救援を仰ぎ「粘り切れなかった。次に生かしたい」と反省し、すぐに前を向いた。11勝3敗で今季の勝率は・786。規定投球回に到達する投手でリーグトップに立った。117奪三振は同2位。エースとして戦う1年に数字としても結果を残す。「チームが勝てたので本当によかったと思います」と村上。重責を戦う1年。ゴールテープが見えてきた。

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