「中日２－６阪神」（５日、バンテリンドーム）

　阪神の新外国人・ハートウィグが２点ビハインドの八回から来日初登板。３連続四球でピンチを招いたが無失点に抑えた。直後にチームが逆転し来日初登板初勝利をマークした。

　細川がスライダーに対して思わずよけてしまうほどのキレがあった新助っ人右腕。だが高めのギリギリのボールを判定してもらえず四球で歩かせると、続くボスラーの打席では一塁へ全力の牽制球を投じ、スタンドをどよめかせた。

　しかし制球が定まらずボスラーも四球で歩かせてしまうと、安藤投手コーチがベンチから出てきて間をとった。それでもリズムを取り戻すことができず、チェイビスにも四球。まさかの３連続四球で満塁のピンチを招いた。

　それでも山本をキレ抜群のスライダーで空振り三振に仕留めると、続く石伊を三ゴロホームゲッツーに仕留めて鮮やかにピンチを脱した。

　すると打線が奮起。直後に佐藤輝が右中間へ逆転３ランを放ち、ハートウィグが来日初登板初勝利を手にした。