夏の大山!阪神・大山 5番復活7月打率・588 休養効果の猛打ショー「準備の大切さも改めて感じた」
「DeNA0-3阪神」(5日、横浜スタジアム)
したたる汗に充実感がにじむ。うだるような暑さも吹き飛ばすような、うれしい7連勝。阪神・大山悠輔内野手(30)が今季5度目の猛打賞で夏の猛虎をけん引した。
第1打席で左前打を放つと、0-0で迎えた四回2死。カウント1-1から大貫のスプリットを捉え、右前に運んだ。前川が続くと、熊谷の先制適時打で生還。「まずは出塁というところを考えた。デュープ(デュプランティエ)に点数をという意味では、出塁して得点できたのは良かった」とうなずいた。さらに六回先頭では右中間フェンス直撃の二塁打。四回を再現するかのように前川が好機を拡大し、熊谷の右前打で追加点のホームを踏んだ。
前日4日は休養のため今季初のベンチスタートとなったが、八回に代打で逆転を演出する安打を放った。スタメン復帰したこの日も3日・巨人戦(甲子園)以来の3安打と“充電”はばっちりの様子。7月は5試合で17打数10安打の打率・588と状態は上向きだ。
再確認したこともある。殊勲打を放った熊谷について触れ「練習態度や準備の仕方は僕自身、勉強になる」と大山。「(途中出場で)後からいく選手の難しさを、昨日だけですけど感じましたし、準備の大切さも改めて感じた」と、気持ちを新たにする1日となった。
スタメンでも、そうでなくとも、それぞれが役目を果たし、一丸で歩む連勝街道。その中心に、大山がいる。
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