阪神・伊藤将が今季初先発へ 11日西武戦「丁寧に」攻める 2軍で直球に手応え「いい感じ」
11日の西武戦(ベルーナ)で今季初先発予定の阪神・伊藤将司投手(29)が9日、攻めの姿勢で臨むことを誓った。「結果はどうあれ、どんどんバッターに対して、攻めていけたらいい」。久々に立つ1軍のマウンドに、闘志を燃やした。
昨年6月7日の西武戦(甲子園)は7回1失点で勝利投手となった。「いいイメージですね」とニヤリとしながら、「どんどん積極的に振ってくると思う。初球から丁寧にいけたら」と慎重さも忘れない。
過去に3度登板した西武戦で、2度敵地での経験があることも強みだ。「そんなに広い球場ではない」と回想し、「低めに丁寧に投げられたらいいかな」と心がけた。
今季は開幕2軍と出遅れた。4月3日のDeNA戦(京セラ)で中継ぎとして今季初登板。九回1死三塁の場面でマウンドに上がると、森敬に追加点の犠飛を許す悔しい結果となった。同11日に抹消。ファームで研さんを積み「ストレートがいい感じ」と、手応えを携え1軍に合流した。
この日、甲子園で調整を終えた左腕の表情は晴れやかだった。「1軍の試合でしっかりと全力を尽くせるようにしたいと思います。普段通りという感じですね」。心は熱く、頭は冷静に。好調なチームの勢いに乗って、今季初勝利をつかむ。
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