阪神・森下でクリーンアップ打点そろい踏み「試合では結果がすべて」 今季初甲子園の両親の前で親孝行

 「阪神4-0ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 前夜の悔しさを晴らすように阪神・森下翔太外野手(24)が快音を響かせた。1日・中日戦(バンテリン)では2度の満塁機で凡退し4打数無安打に。それでも「切り替えて次のゲーム頑張ります」と前を向いて甲子園に帰ってきた。

 そして迎えた第4打席、3点リードの七回2死一、三塁の好機だった。矢崎のフォークを遊撃へ。武岡が打球処理にもたつき、その間に三走・小幡が生還した。

 「正直いい当たりじゃなかったですけど、試合では結果がすべてなので、ああいう一打でも追加点が取れて良かった。チャンスで打てていなかったので、とりあえず得点できて良かった」

 適時内野安打で貴重な追加点を挙げ、一塁上でほっとした笑顔を浮かべた。初回には2死で追い込まれてからの6球目、吉村のカーブを左前打とし、チーム初安打をマーク。六回1死二塁では「冷静になれていたと思う」と四球を選び、先制劇につなげた。

 この日は両親も横浜の実家から応援に駆けつけ、スタンドから声援を送った。今季初めて甲子園を訪れたという両親にしっかりと勇姿を届けられた。チームとしても連敗を4でストップし、このまま波に乗っていきたい。「まだ残り連戦なのでしっかりケアして明日につなげたいなと思います」。9連戦もまだ中盤。背番号1はしっかりと気を引き締め、次戦を見据えた。

 ◆佐藤輝&森下&大山の打点そろい踏み 佐藤輝、大山、森下が、そろって打点を挙げたのは4月15日のヤクルト戦(松山)以来で今季4度目。2023年9月8日の巨人戦から3人がそろって打点を挙げた試合は、4月2日のDeNA戦の引き分けをはさんで18戦連続で負けなしとなった。

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