阪神・坂本 打点あげれば4戦負けなし 糸井SA「グッド!」超人効果で神話継続 八回押せ押せ2点適時二塁打
「阪神6-2巨人」(26日、甲子園球場)
一気呵成(かせい)に畳みかけた。地鳴りのような歓声が響く中、打球は浜風に乗って、グングン伸びていく。やや前に守っていた左翼・佐々木のジャンプも届かない。阪神・坂本が打点を挙げれば、虎は開幕から4戦負けなしだ。
「ジャイアンツ打線も気が抜けないので、1点より2点、何とかもう1点と思って打ちました。(外野を越える打球は)めったにないので、越えてくれて良かったです」
勝負を決めたのは八回だ。大山の勝ち越し打が飛び出すと、続く前川は申告敬遠で歩かされた。1死満塁。押せ押せムードの中、田中瑛の150キロを振り抜き、価値ある2点二塁打を記録した。
連勝の立役者はひっそりと不振に陥っていた。快音は12日・中日戦が最後。手を差し伸べてくれたのは超人だ。この日の朝、キャンプ臨時コーチを務めた糸井嘉男SA(デイリースポーツ評論家)が見守る中、室内練習場で懸命にバットを振った。「グッド!」。超人に背中を押され、すぐさま結果に結びつける。七回1死から26打席ぶり安打となる右前打。今季4度目のマルチ安打もマークし、すっかり復調気配だ。
3試合連続スタメンマスクでも持ち味を発揮。先発・デュプランティエから4人のリリーフ陣を無失点リレーに導いた。坂本は前夜8回を投げた村上の名前も挙げ、「みんなでつなぎながら、何とか粘って最後勝てたのは大きい」と納得顔。伊原が先発する27日も先発が濃厚。攻守の要はまだまだ連勝を伸ばしていく。
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