ONが小山正明氏を追悼 「苦労させられました」「阪神を代表する名投手」伝統の一戦を熱く盛り上げた先輩をしのぶ

 小山正明さん
 名球会の前夜祭で並ぶ小山正明氏(前列左から2人目)と王貞治氏(同4人目)=2018年
 1回、ロッテ時代の小山正明さんと対戦する長嶋茂雄氏。遊ゴロ併殺打に倒れる=1970年11月
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 阪神などでNPB歴代3位の通算320勝を挙げた小山正明氏が18日に心不全のため死去していたことが24日、阪神球団から発表された。享年90歳。現役時代に幾多の名勝負を繰り広げたソフトバンク球団会長の王貞治氏と巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏が、往年の名投手を追悼した。

 小山氏の6学年後輩で、通算成績が123打数36安打の打率・293、13本塁打、29打点だった王貞治氏は「針の穴を通すようなコントロールで、素晴らしい回転の伸びのある速球派で打ちにくかったですね。苦労させられました。途中から大毎オリオンズにトレードで移籍されたので、その後の対戦がなかったのが大変残念です。本当にきれいな回転の真っすぐが印象的でした。心よりご冥福をお祈り致します」とコメントした。

 また、小山氏の1学年後輩で、通算対戦成績が186打数62安打の打率・333、14本塁打、29打点だった長嶋氏は「あの小山さんが…。コントロールの良さは抜群で天性のものと言われ、村山投手と並んで阪神を代表する名投手でした。淋しい限りです」とコメントした。

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