「阪神－中日」（１２日、甲子園球場）

　阪神のジェレミー・ビーズリー投手が、トレードマークでもある髭を全て剃って登場した。「一回、一新しようかなと。新鮮な気持ちになるために」と説明し、周囲からは「『若いね』って（笑）。『自分の年齢のこと忘れているんじゃないか？』って」と冷やかされたと明かした。

　髭を全てそるのは来日１年目の２０２３年春季キャンプ以来で「全部剃るのは初めて」と説明。前夜、まずバリカンで刈ってからカミソリで剃ったといい、１０分ほどかかったという。

　ビーズリーは今季２試合に登板し未勝利。９日のヤクルト戦は五回まで無失点に抑えながら、六回に先頭への四球など走者を出して降板。チームは逆転負けした。次の登板への気持ちの切り替えかと問われると「自分の中でチームに貢献できる投球ができていないなと思ったときは何か変えたい。それが髭を剃るということ」と説明した。

　髭の話題に終始し「野球の質問は？」と記者に逆に問いかける場面も。試合前練習では藤川監督と話すシーンもあったが「次の登板へ向けて『まずは１勝しようね』って言ってもらった。自分の中でも自分自身への期待は大きく持っている。監督も期待は持ってくれていると思うので。その中で前回は五回まで無失点。六回で取られてしまったので、五回以上いけるようにしっかり準備しています。スタミナ面とかでなく、いけるところまでしっかり準備していると話した」とやり取りを明かした。