阪神ドラ1伊原 堂々0封聖地デビュー 両親の前で快投!5戦6回1/3無失点「引き続き継続したい」
「阪神3-5ヤクルト」(9日、甲子園球場)
両親に見守られる中、上々の甲子園デビューを果たした。4番手で登板した阪神のドラフト1位・伊原(NTT西日本)が1回無失点。「甲子園で投げるのは多分、高校生以来。いつ来てもいい球場だなと思うし、ホームでいいピッチングをすることが自分にとってもプラスになる。引き続き毎試合、一生懸命頑張りたい」と力強く話した。
3-5の七回からマウンドへ。先頭の西川に対しては際どいコースを突いたが、7球目で四球を与えた。それでも「一人一人と対戦する。いつもの感じで」と続く長岡をスライダーで遊ゴロ併殺打に打ち取り、サンタナは初球のカーブで三ゴロ。11球で3人を抑えた。
前回の登板は4日の巨人戦(東京ド)。「ちょっと間隔は空いたけど、感覚は悪くなかった。ずっと準備していた」と十分に調整を行っていたことが結果につながった。「ただ、その中で先頭の入り方はちょっと悪かったので、次はしっかり先頭から入っていけるようにしたい」と反省も忘れなかった。
スタンドには両親がそろって応援に駆けつけた。智弁学園時代に甲子園で登板した姿を見て以来の聖地観戦。父・伸さんは「すごかったですね。あの時と全然違う」と球場と息子の雰囲気の違いに感嘆した。
2日のDeNA戦(京セラ)に続く2度目の生観戦でも無失点に抑えた姿を見届け、「先頭を出したけど3人で抑えてくれたらと思っていたら、ダブルプレーで。落ち着いて投げていたように見えました」と伸さんは優しい表情で愛息の好投をたたえた。
ドラ1左腕は、ここまで5試合に登板して6回1/3を1安打無失点、防御率0・00。四球もこの日与えた1つしかなく、安定感が光る。
「もちろん0で抑えることがチームの勝利につながる。引き続き継続したい」。チームに貢献するために、自分のやるべき事に向き合っていく。
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