阪神・木浪 虎の“満塁男”健在「しっかり準備できた」七回、きっちり同点打

 7回、同点打を放つ木浪(撮影・金田祐二)
 7回、センターへ同点となる2点適時打を放つ木浪(撮影・中田匡峻)
 7回、中前適時打を放つ木浪(撮影・西岡正)
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 「オープン戦、ヤクルト5-5阪神」(18日、神宮球場)

 虎の“満塁男”は今年も健在だ。阪神は3点を追う七回。森下の適時打で1点を返し、2死満塁で途中出場の木浪に打席が回ってきた。2球で追い込まれながらカウント2-2まで整えると、5番手・金久保の直球を鮮やかに中前へ運んだ。

 「しっかり準備してたんで。途中からというのは、いつ出番があるか分からない。しっかり準備できたんですけど。最後やっぱり打たないと意味ないですね」

 5-5の九回無死一、三塁の好機では、まさかの二ゴロ併殺。試合後も悔しさをにじませたが、勝負強さは色あせない。昨季は満塁で17打数8安打16打点の打率・471と驚異的な数字をマークした。今年もここぞの場面で期待に応えてくれそうだ。

 メジャーとのプレシーズンゲームを経て、新たな景色が見えた。2試合で6打数無安打。レベルの高さを感じるとともに「すごくいい経験になった。それを生かして」と貴重な財産として持ち帰った。刺激もある。19日には母校の青森山田がセンバツ1回戦に登場する。「楽しみ。頑張ってほしい」。後輩たちの奮闘を励みに「3・28」へさらに状態を上げていく。

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