阪神・森下 憧れま宣言!世界のスター選手から技術吸収誓った「同じ人間なので」夢の一戦前でも平常

 阪神の森下翔太外野手(24)が14日、東京ドームでカブス、ドジャースとのプレシーズンゲーム(15、16日)に向け、前日練習を行った。メジャーのトップ選手たちとの一戦になるが、「同じ人間なので」と不動心で臨むと強調。一方で世界のスター選手から技術を吸収し、自身の成長につなげていくと誓った。

 午前10時過ぎ、阪神ナインが東京ドームへと足を踏み入れた。夢のような一戦を控え、グラウンドでも普段の巨人戦とは違った空気が流れる。三塁ベンチ前ではカブスのトップ選手たちが練習を見つめていた。自然と気持ちが高ぶり、力が入るのかと思いきや、森下は平然とした顔で言った。

 「いや、ないですね。別に同じ人間なので、特に思ってないです」

 2週間後にシーズン開幕が迫り、楽しむだけでもいけない。「楽しむのもそうですけど、何か得られるものを見つけるような形にはしたいなと思っています」。同じ人間ではあるが、吸収できることはある。たった2日間とはいえ、「練習は見たいです」とフリー打撃は注視する考えだ。

 見たいのはどこまで飛ばすか、どれだけスイングが強いか、ではない。「どういう練習をしてるのかなとか見たいですね」。メジャーで活躍するには理由があるはず。自身もかねて将来的なメジャー挑戦の意欲を示していて、トップ選手の練習方法を参考にしたい。

 「一瞬なので学べるかわからないですけど、どういうことをやっていたかで、後々生きる時もあると思う。練習を見られる機会があれば、見たいですね」

 ドジャースはスネルとグラスノーの豪華リレーで阪神戦に臨むと、ロバーツ監督が明かした。ただ、外国人投手との対戦にも平常心を貫く。「足を上げてから下ろすまでは、日本もメジャーも変わらない」。急な対策を講じるのではなく、いつもの森下翔太のスイングで勝負する。

 この日の練習では、シートノックで左翼にも就いた。「そこまで不安はなかった」。昨季は出場がなかったが、藤川監督は各選手に複数ポジションを守らせることを明言している。「試合では打球の質が変わると思う。やることがあれば、ミスのないようにしたい」と有事にも備える形だ。

 15日はカブス、16日はドジャースと正午にプレーボールがかかる。世界が注目する一戦。この日も日本メディアはもちろん、各国から報道陣が集まった。「結果を出したいです。いいアピールの機会だと思うので、無駄にしないようにしたいなと思います」。虎の4番を世界に知らしめる。

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