阪神・岡田彰布顧問「3年連続最下位なんやからさ、何か変えなあかんと思う」中日視察を終え【一問一答】

 「練習試合、中日0-4DeNA」(11日、Agreスタジアム北谷)

 昨年まで阪神で2年間監督を務めた岡田彰布オーナー付顧問(67)が11日、中日-DeNAの練習試合が行われた北谷を訪れ、中日・井上一樹監督(53)、DeNA・三浦大輔監督(51)と談笑するなど、就任後初めて他球団を視察した。岡田顧問は視察後に取材に応じ、久々の岡田語録を展開した。岡田顧問の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -顧問となって初めて他球団視察。

 「んなもん、別に関係あらへんやないか(笑)」

 -両監督と話をした。

 「あいさつ程度や。井上の方が長かったけどな。そんなたいそうな話はしてないわ」

 -中日・井上監督とは話す時間も長かった。新監督としてチームを変えようとしている。

 「そら、3年連続最下位なんやからさ、結果的にな。何か変えなあかんと思うけど。まだここでは見えんわな。外国人(のボスラーに期待と)言うてるけど、まだまだそんなん分からへんやん。大化けする可能性もあるし、ずっと中日は外国人が当たってないわけやから。そのへんやろうな」

 -中日は抑えのマルティネスが移籍して、小笠原もメジャーへ。

 「そら痛いわな。そら。そういう意味ではちょっとな、しんどいかも分からんけどな。でもしんどいと言ってもしゃあない。何とかせなあかんからな。こればっかりはしようがない。今年はこういう戦力で1年間通さないといかんのやから。それは分かることやから」

 -DeNAは梶原ら若い選手が振れていた。

 「そうそう、そういう選手がな。あのへんはいい競争しているんちゃうか。度会にしてもな」

 -三浦監督とは、どんな話を。

 「いや、そんなん全然。(球場に来るのが)遅かったからなあ。また、もう一回会うからなあ。24日(のオープン戦)で。アレ(三浦監督)な、『サインしてしてほしい』言うてたからなあ。(阪神ファンの)親父にもっていくとか。今日(色紙を)忘れたからなあ」

 -中日は初回1死で村松が中前打後に二盗失敗。2死から中前打を放った福永もスタートして二盗を決めた。去年まではあまり走らないチームだったが。

 「じゃあ、シーズンで初回に2番が2アウトになって3番にヒットが出て、走らすか?俺はそういうことを言うんや。絶対に走らさない。それでアウトになったら攻撃が終わってしまうもん。それもヒット、ヒットで出て。オープン戦見とっても、いろいろなこと試すけど、シーズンでやらんことを試したらあかんと思う」

 (続けて)

 「今日も井上(監督)とも話したけどな。無駄なエンドランとかな。1年間、俺も言うたけど、エンドランのサイン出してストライク何割来てる?だから、サイン出さなかったら、もっとボールカウントようなってるかも分からんやん。そういういろんなことをもっと勉強しながらやっていかんとな。なんでもかんでも足を使って、点取れへんから足を使うんじゃないんよ。それは井上にも言ったけど、フォアボールの多さが得点につながったいうことや。阪神みたいにな。シーズンで初回に盗塁2つアウトなんか、もうがっくりやで。はっきり言うて。それはもう冒険やんか。初回から。(シーズンでは)絶対しない。1番の近本がヒットで出て、盗塁してアウトになった。2番の中野もヒットが出て、盗塁してアウトになった。どないする?もうそのゲーム終わったような展開になるよ。そういうことはやる必要ないわけやから。シーズンでそういうことやらないなら、オープン戦とかでもやる必要ないってことや。テストする必要ない。やらないことはな」

 -岡田顧問は監督時代にこの時期、シーズンでやらないことはやらなかった。

 「しないしない。そんなムダなことやってもしゃあない。それやったらまだ1打席、ボールを見極めさせて自分のバッティングさす方がええやん。それの方がプラスになる、選手に。こっちからの作戦で選手を動かす必要ないわ、オープン戦でな」

 -監督をしていた時と見方は変わるか。

 「両方見るからな。『まだこんなことしとんか』とか、そんなん繰り返しやから、野球って。結果やねんやからな。みんながみんな成功せえへんからな。失敗しとったら、まだやっとんかとかそういうことしか浮かべへんから頭の中。みんなの失敗なくせばええだけの話やけんの。いらんことせんといたらええねん。いらんことをやることが失敗に繋がるで」

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