阪神・ヘルナンデス 三塁OK 魅せた強肩!送球にスタンド拍手 藤本コーチも評価「安定感ある」

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)=前メキシカンリーグ・モンクローバ=が初めてシートノックで三塁に入り、強肩を見せた。糸引く送球にスタンドのファンも驚き、思わず拍手が起こるなど非凡な才能をアピール。ベールを脱いだ助っ人がレギュラー争いを熱くさせる。

 「肩は今までケガなくきたからね。今日はすごくいい一日になったよ」。“強肩”のワードにヘルナンデスが笑みを浮かべた。見守った藤本総合コーチも「強いだけじゃなく、送球の安定感がある」と評価。「ボールに対しての入り方も、日本人っぽいというか堅実」とうなずいた。

 昨季は同リーグで打率・313、22本塁打、72打点。一、三塁に外野をこなす守備にも定評がある。ただ藤川監督は一塁に大山、三塁には佐藤輝の起用を想定。左翼でも前川、井上らとレギュラーを争う立場と、ポジションが約束されたわけではない。ただ、ケガや不調など不測の事態では、危機管理として貴重な存在になる。競争はチーム力アップにもつながる。

 当然、守備だけではない。佐藤輝と並んだランチ特打では、56スイングで11本の柵越えを披露。3連発や、スタンド後方にある「歓迎」看板を越える特大飛球など、軽々とボールを飛ばすスイングにも迫力があった。

 練習後には節分の豆まきイベントも体験。「オニハソト、フクハウチ」と笑顔で日本の文化に触れた。退治したい鬼は-そんな問いにDeNAに復帰したバウアーを指名。「彼との対戦は心待ちにしてる。その中で勝つということをチーム全体で意識したい」と笑う。日増しに評価が高まる新助っ人。V奪回を狙うチームのジョーカーになりそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス