阪神・山田 高卒2年目で初の宜野座組「キャンプからしっかりアピール」 1軍定着へ木浪、小幡らとし烈遊撃争い

 初天神梅花祭に参加した(前列右から)椎葉、下村、山田(後列右から)百崎、石黒、津田、松原、福島(撮影・立川洋一郎)
 
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 つかんだチャンスをモノにする!阪神の山田脩也内野手(19)が25日、大阪市の大阪天満宮で行われた毎年恒例の「初天神梅花祭」に同期入団の7選手と参加。宜野座組(1軍)スタートとなった春季キャンプでの猛アピールを誓った。持ち味の守備に加え、オフに取り組んできた打撃の成果も発揮することを宣言。若さあふれるプレーで、熾烈(しれつ)な遊撃争いに割って入る。

 紺のスーツに青の陣羽織を羽織った虎のプリンスに黄色い声援が飛び交う。寒空の下、山田は約1000人のファンを前に力強く宣言した。

 「キャンプからしっかりアピールして、1軍の試合に多く出場できるように頑張ります!」

 秋季キャンプの紅白戦では1番に抜てきされて結果を残し、アピールに成功。高卒2年目ながら、初の宜野座組(1軍)スタートが決定した。藤川監督が「彼らが急成長を遂げて開幕に入ってきたりとか、そういった部分を非常に楽しみにしています」と話すほど、期待は大きい。

 秋季キャンプに引き続き、宜野座組でも最年少となる。「もっともっと元気を出して、先輩たちに負けないように強い熱いプレーをしていきたい」とフレッシュさを存分に発揮し、期待に応えたい。

 センス抜群の守備が持ち味で「一番は守備でアピールすること」と話した上で、「オフは打撃を主に練習してきたので、その力を出せれば」とも意気込む。昨年11月には専門施設で動作解析を行い、「右の股関節が弱い」という課題が判明。弱点克服に取り組む中で「力強さは徐々に上がってきていると思う」と手応えも感じつつある。

 木浪、小幡らとの遊撃争いは熾烈(しれつ)なだけに、「全部伸ばしていかないと(試合に)出られない」と覚悟は強い。一方で、宜野座組だからこそ主力の先輩たちから学ぶ機会にも恵まれている。「木浪さんだったり、大山さんもだったり、いろんな先輩たちがいるので、自分からしっかり学びに行きながら、競争に割って入れるようにやっていきたい」と貪欲に吸収する考えだ。

 キャンプは先乗りから参加予定。しっかり準備を整え、2月1日のスタートを迎える。「初日のためにずっと練習してきたので、しっかりそこでアピールできれば。結果を出さないと1軍の舞台に上がれないと思う。紅白戦でもしっかり結果を出してやっていきたい」。初日から全開プレーで指揮官のハートをがっちりつかむ。

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