阪神・今朝丸は体にバネありそうな本格派 体づくりが当面の課題 評論家も将来性に太鼓判
阪神のドラフト2位・今朝丸裕喜投手(18)=報徳学園=が17日、今年初のブルペン投球。20球を投げた。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は素材の良さを実感。将来性豊かな投手であることは間違いないと評価した。
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初ブルペンの立ち投げで、本人からすれば軽く感触を確かめた、というところなんだろうけど、今朝丸の素材としての良さは十分に伝わってきた。
187センチの長身から投げ下ろしてくるような投球フォームで、体にすごくバネがありそうだなというのが第一印象。⑩の腕の振り、⑪のリリースを見ても、スピンが効いた、キレのいい真っすぐを投げそうなタイプに見える。投げ始めということもあってステップする歩幅が少し狭いようにも思うけど、本格派らしい、いい雰囲気を持った投手だなと感じた。
あえて注意する点を挙げるならば、⑦、⑧で左足を捕手方向に踏み込んでいく時に、少し上体が反るところ。ここで上体が反ると、左足を踏み出した際に左肩の開きが早くなりがちになる。ただ、今朝丸は⑨で左足を真っすぐに踏み出すことができていて、上体の開きを抑えられている。力を入れて投げた時にも、下半身の粘りで開きを我慢できればいいと思う。
まだまだ体の線が細く、プロの世界で1年間を投げ抜く体づくりが当面の課題になってくるが、将来性豊かな投手であることは間違いない。力を入れて投げた時にどんなボールを投げてくれるのか。春季キャンプを楽しみにしたい。
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