阪神2軍 湯浅が3試合ぶり無失点 和田2軍監督「いま本当にどん底でもがいている状態なんで」井上は同点打

 「ウエスタン、阪神2-2オリックス」(30日、鳴尾浜球場)

 阪神は先発の津田が今季最長の6回を5安打2失点自責0。湯浅が4月19日以来、3試合ぶり無失点に抑えるなど、中継ぎ陣がゼロでつないで延長十回まで守り、引き分けとなった。

 打線は初回に遠藤が適時二塁打で先制。得点圏で安打がつながらなかったが、1点を追う八回に井上が同点適時二塁打を放ち4番の仕事を果たした。一走の遠藤が好走塁で生還し、同点に持ち込んだ。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -津田は6回2失点だった。

 「持ち味のカーブを生かしながらね。うん、しっかりしのいだというかね。5回まではね、投げたことあるけど最長の6回と球数もね、最多だと思うんで、いろいろ工夫しながらやってくれた。その中で、やっぱり課題は走者を出した時の球の強さ。それと、制球っていうとこ、そこだよね、やっぱね。それは今後もね、しっかり課題と向き合ってやってほしい」

 -井上は同点打。

 「あれが4番の仕事なんで、もうちょっと早く4番の仕事してくれたら、もっとすんなりいってたと思うけど。うん、あのね、あそこで打てるっていうのは、やっぱり力がついてきてる。合わない投手はね、そこね、もうちょっと、自分からね。合わないからお手上げではなくて。やっぱり4番の姿というところでは、あんまり極端な苦手はもちろんね。全部が全部、どんな投手でも打てるっていうそんな簡単な話じゃないんだけど。なんとか対応ね、本人はしようと思ってるだろうけど。やっぱり得点圏。最初の3打席はね、ちょっと打てそうにないなというね、空振りだったんで。ただ逆に言うとね、ピッチャーが変わったことで。そっからしっかり切り替えて、仕事ができたっていうのは大きいしね。あのままズルズルいかなかったっていうのは。やっぱりこれは精神的にも成長してると思うね」

 -マルティネスは2度目の登板で好投。

 「そうだな。今日はちょっと落ち着いてというかね。やっぱ前回はもうほんとに最初のマウンドでね、緊張感もあっただろうし。彼らしさっていうところではね。出せなかったけど。今日はストライクもしっかり取れたし。球はもっともっと良くなってくるはずなんでね。また次は楽しみだね」

 -野口は実戦復帰となった。

 「そうそう。復帰というか、まだ守備に就けていないんで。ここからは日にち薬だと思うんだけど、まずはバッティングから」

 -遠藤は初回に先制打、六回に好捕、八回に同点の好走塁といいプレーもあったが。

 「走塁に関してはいつも前向きに、積極的でいいものを見せてくれているんで。ただやっぱり、どれかひとつというのじゃなくて最低二つ。できれば三拍子そろって、やっと一人前になる選手だと思うので。バッティングにしても守備にしても、まだまだやるべきことはたくさんある。その中で彼の持ち味の足というところで。そこは日々成長しているし、ゲームでも思い切りがいいんでね。今日の走塁でも際どいタイミングだったけど。そこをかいくぐってね。走塁ぐらい守備とバッティングもがんばってほしい」

 -湯浅が久々に無失点。

 「過去3回連続失点しているけど。いま本当にどん底でもがいている状態なんで。そういう意味ではどんなきっかけでもいいんでね。きょうはまず1イニングを抑えたというだけでも、気持ちも変わってくるだろうからね。まだ湯浅本来の球まではいってないけど。それでも、きょうはね、なんとかやりくりしてというところでね。きょうはフォークを多く使いながらね。1軍のマウンドにいったらいい時ばかりでないんでね、悪い時の工夫というのがね、そういう面では今日はできたけど、やっぱり本来の球を取り戻さないとね、上では通用しないと思うんでね、もうひと踏ん張り、もうふた踏ん張り必要かな」

 -明日の先発は。

 「秋山」

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