阪神・村上 G斬り自己最多タイ10奪三振!7回1失点 「球の勢いもよくなってきたし変化球もうまく生きた」

 「阪神1-1巨人」(16日、甲子園球場)

 お披露目された「ウル虎の夏」緑虎ユニホームに、阪神・村上がはめたひもが緑色のグラブがよく映えた。昨季は2戦1勝、防御率0・00と相性抜群だった巨人戦。今季もGキラーとして期待がかかる中、「相手がいい投手なので点を取れないのは分かっていたので、自分が粘れて勝ちに近づけるようにと投げました」と7回、自己最多タイとなる10奪三振の最少失点で、責務を果たした。

 立ち上がりから直球が走って、変化球も効果的に決まった。初回先頭の萩尾をフォークで3球三振。二回1死からは坂本を150キロ直球で、オコエをフォークで連続三振に斬った。初勝利を挙げた前回9日・広島戦(甲子園)で8個だった三振数は、同じ7回を投げて2個増で今季初の2桁に乗せた。

 「ストレートの感覚がいい感じになってきているので、それで三振が増えたかなと思います」と自己分析。直球は最速152キロを計測し、「球の勢いもよくなってきたし、そこら辺で変化球もうまく生きたのかなと思います」。昨季から信条としてきた「真っすぐありきの変化球」に手応えを感じた。

 三回に対巨人通算16イニング目で初の自責点を喫した。手痛い一打を浴びせてきたのは、投手の山崎伊だった。大学時代の日本代表でチームメートだっただけに、打力を把握し警戒していたが、1死三塁からフォークをはじき返されて先制点献上した。七回2死二、三塁でも再び山崎伊と対峙(たいじ)して、「2点目をまた投手に打たれるのはダメ」と意地の3球三振。ピンチを切り抜けてマウンドでほえた。

岡本先輩封じ

 自身にとって今季初の伝統の一戦。智弁学園の2学年先輩、4番・岡本和は3タコで抑え、通算7打数無安打と仕事をさせていない。「大事なバッター。打たれてしまったら向こうの勢いがつくと思ったので、しっかり岡本さんを抑えられて良かった」。7回1失点の粘投でも勝ち星はつかめなかったが、“主砲封じ”を次回G斬りへの自信とする。

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