阪神・村上 6連勝中巨人&3冠岡本和止める!対防御率0・00お得意さま「気合が入る」

 16日・巨人戦に先発予定の阪神・村上頌樹投手(25)が15日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、現在打撃3冠で、智弁学園の先輩でもある巨人・岡本和真内野手(27)を封じることを誓った。昨季は4打数無安打に抑え、巨人戦も2試合に先発して1勝0敗、防御率0・00と無傷。抜群の好相性を誇る右腕が6連勝と勢いに乗る宿敵を食い止める。

 村上なら今、セ・リーグで最も乗っている男を止められる。巨人は6連勝中で打線をけん引するのは同じ智弁学園出身の岡本和。絶好調の先輩に一泡吹かすにはもってこいといわんばかりにニヤリと笑った。

 「勢いはあると思う。ここで切って阪神が連勝できるように逆にやっていきたい」

 4番を打つ岡本和は打率、打点、本塁打で現在リーグ3冠。村上が3連戦の初戦で主砲をピシャリと抑えれば、後の2戦にも好影響を与えられるはずだ。「4番に仕事をさせなければ勝つ確率も上がる。岡本さんに仕事をさせないように」。昨季の対戦成績は4打数無安打で完璧に封じた。「無意識に気合が入る」と心待ちにする先輩との対決が勝敗の鍵を握る。

 今季初登板となった2日・DeNA戦(京セラ)では自己ワーストタイの3回5失点でKO。新人王&MVPを獲得した昨季の姿は鳴りを潜めたものの、9日・広島戦(甲子園)では7回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。本格的に1軍で稼働するのは昨年から。“2年目のジンクス”が心配される中、2戦連続好投で不安を払拭したい。18年ぶりリーグVの立役者が昨年同様の無双モードに突入すれば、チームも波に乗れるはずだ。

 甲子園ではキャッチボール、短ダッシュなどで調整した。16日は大学日本代表でチームメートだった山崎伊と投げ合う予定で、東洋大の後輩・ドラフト3位・佐々木も3試合連続安打中と好調。アマチュア時代からの球友たちと相まみえる。「伊織(山崎)はいいピッチャーなので先に点を取られないように。(佐々木は)打つって言ってますけど抑えたい」。新戦力が台頭した宿敵相手にも好投すれば、苦手意識も植え付けられる。

 岡田監督の吉田義男氏を抜く球団歴代単独2位の485勝目も懸かるが、「気負いせず、みんなで勝てれば」と右腕。ブレークに導いてくれた恩師へ、自らの手で節目の白星をプレゼントする。

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