阪神・西純 フォーク封印で7回無失点「いつもと違う感じで」毎回の8Kは全て空振り

 7回6安打無失点と好投した西純
7回6安打無失点と好投した西純
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 「ウエスタン、広島3-2阪神」(5日、由宇球場)

 いつもの“武器”はあえて封印した。阪神・西純矢投手(22)が若鯉打線を手玉に取り、次々と空振りも奪う。由宇に“NEW西純”が降臨した。

 「フォークを今日1球も投げていないんですけど、藤田がいい組み立てをしてくれて、守備にも助けられながら。フォークが相手の頭にあると思うので、かわしながら投げることができた」

 普段は決め球としているフォークだが、「頼りすぎていた。いつもと違う感じで投げてみようと思って」と、新たなスタイルに挑戦した。初回は三者凡退で順調な立ち上がりを見せると、二回以降は安打を浴びながらも三塁を踏ませず。直球に加え、カーブやツーシーム、スライダー、カットボールなどでも空振り三振に。毎回の8奪三振は全て空振りで、7回6安打無四球無失点の好投だった。

 「新しい発見じゃないですけど。真っすぐも今日よかったですし。カットも嫌がってましたし、スライダーとかバッターの感じを見ても、本当に感覚が良かった」。前回登板のウエスタン・ソフトバンク戦(筑後)では5回6失点。「自分の中では前回も結構良かったので、特には変えてない」と修正した点はなかったが、今回の新たな試みが収穫となったことは間違いない。

 107球の熱投も「まだいけた感じはあった」と余裕の表情。開幕を2軍で迎え、もちろん目指すのは1軍だ。「しっかり今日みたいなピッチングを続けていきたい」。また一つ進化を遂げた右腕がここからはい上がる。

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