阪神 実戦モード突入も九回の絶好機逃してスコアレスドロー 青柳、6回0封で開幕投手へ死角なし

 9回、空振り三振に倒れた佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 9回、左前打を放つ大山(撮影・飯室逸平)
 9回、中越え二塁打を放つ森下(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、中日0-0阪神」(15日、バンテリンドーム)

 阪神は2年連続2度目の開幕投手を務める青柳が先発して、今季オープン戦最長の6回を4安打無失点。2週間後に迫ったシーズン開幕、29日・巨人戦(東京ドーム)へ向けて上々のな仕上がりを見せた。

 二回に味方の失策が絡んでピンチを背負ったが、ノイジーの好守にも助けられホームを踏ませず。四回先頭の高橋周に四球を与えたが、続く中田を併殺打に打ち取った。

 七回からは島本が登板した。カリステをフォークで空振り三振に切ると、代打の細川で加治屋にスイッチ。加治屋は細川を右飛、村松を一ゴロに抑えて、シーズンさながらの継投でスコアボードにゼロを刻んだ。

 打線は先発・柳に苦しめられ、初回から4イニング連続で三者凡退。五回2死からノイジーが四球を選んで初めて出塁すると、坂本が左前打でチャンスを拡大したが、先制点にはつながらなかった。

 その後も中日の継投の前に沈黙。九回、先頭の森下が中日の絶対的守護神・マルティネスの初球をたたいて中堅フェンス直撃の二塁打。4番・大山が左前打でつないで無死一、三塁としたが、佐藤輝は空振り三振。続く前川は中田の好守に阻まれて、一直併殺に倒れた。

 この試合から攻撃の際のサインが解禁され、実戦モードに突入したが、勝利をもぎ取ることはできなかった。

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