阪神・村上 週頭の自覚 初開幕投手譲っても岡田監督信頼の証し 火曜勝って「勢いづける」 12日ロッテ戦先発へ

 キャッチボールで調整する村上(撮影・石井剣太郎)
 笑顔を見せる村上(撮影・石井剣太郎)
 笑顔でキャッチボールする村上(撮影・石井剣太郎)
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 阪神・村上頌樹投手(25)が11日、甲子園での投手練習に参加し、週頭の自覚を口にした。12日・ロッテとのオープン戦(ゾゾ)に先発予定で、シーズンでも6連戦初戦の火曜日を任される方針。開幕投手は青柳に譲ったものの「週初めなので、しっかり勢いづけられるように」と“火曜日必勝”を誓った。

 頭は切り替えている。既に開幕投手は青柳に決定。それでも自身に託される“週頭”の自負を村上が口にする。「うれしいです、火曜日。週初めなんで。しっかり(チームを)勢いづけられるように」。開幕投手同様に大事な“ポジション”だと位置づけている。

 チームの流れを大きく左右する週始まりのマウンドだ。「変な負け方をしたら、その1週間がしんどくなると思うので、自分がいいピッチングをして」。岡田監督も重要視している火曜日の先発投手。そこを任されるのは首脳陣からの信頼の表れに他ならない。

 一度は狙っていた。それでも春季キャンプ中に“察した”という。

 「2月くらいから(開幕投手は)ヤギ(青柳)さんかなって」。7日の激励会では岡田監督が青柳の開幕投手を初めて公表。「やってみたい所ではありましたけど、落ち込むっていうのはなかった。開幕ローテーションに入るのが目標だったので」。気落ちはしていない。

 徐々に高まる本番モード。前回登板した6日の教育リーグ・ソフトバンク戦では4回2安打無失点。そしてオープン戦登板2試合目となる12日・ロッテ戦は先発で5イニングが目安となる。

 「(テーマは)イニングが増えるので球数も増えますし、ランナーも出たりしますので、クイックであったり配球であったり」。今回はシーズンを見据えて内容重視。あえてボール球を投じ、相手の反応をうかがうことなども念頭に置く。

 昨季MVPはダテではない。ロッテ戦後は19日のソフトバンク戦(ペイペイ)を経て本番へ。今季公式戦初先発はシーズン最初の火曜日となる4月2日のDeNA戦(京セラ)となる予定だ。「(火曜日の先発として)リリーフの方を休ませられるように(長いイニングを)投げたい」。主戦投手としての自覚がある。

 晴天の聖地で汗を流した。この日は甲子園での投手練習に参加。ダッシュなどで調整し、千葉へ移動した。「しっかり(シーズンへ)入れるように」。大事な週頭を託される右腕の視界は良好。雲一つない爽快な思いを胸に、24年のマウンドに備えていく。

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