阪神の藤川球児球団本部付ＳＡ（４３）が６日、７日に開幕を迎える女子ゴルフの明治安田レディース（土佐ＣＣ）のプロアマ戦に出場した。

　この日はツアー通算５勝の青木瀬令奈の組でラウンドした。藤川ＳＡはベストスコア８５というゴルフの腕前。つい先日も男子ツアーが開催される宮崎県のフェニックスＣＣを回り、「（スコアが）１０７打ちました。人生でそんなに打ったことなかったのに曲がり出したら無理でした。でもあそこは勉強になりました」と言うほど、ゴルフ熱が高い。プロアマ戦は９ホールのプレーで終わったが、ハーフ時点で組から６個のバーディーが生まれ、「１００点です！」と笑顔で自己評価した。

　青木とは旧知の仲で、３年前に藤川球児ＳＡ－勝みなみ、青木瀬令奈－松坂大輔氏のペアでマッチプレーもしたことがある。青木はシーズン中は大好きな宝塚観戦や飲酒を封印するほどストイックな選手として知られ、３０代とツアーではベテランの域に差しかかっているにもかかわらず昨季２勝を挙げたことに対し、藤川ＳＡは「３年前も全く同じ感じがしたんですけど、アスリート感をすごく強く感じるんですよ。だから、僕も見てて強いなっていうゴルファーなので尊敬してますね」と尊敬の念を送った。

　女子ツアーはすでに前週のダイキン・オーキッド・レディースで開幕したが、プロ野球は２９日に両リーグ開幕を迎える。藤川ＳＡは「（ディフェンディング）チャンピオンとして迎えるということでゴルフの山下（美夢有）さんもそうなんですけど、ものすごくプレッシャーがある。やっぱり続けて勝つという難しさに挑もうとしてるのを改めて見ながら、僕はそこを解説やチームの中にいながら下支えを。ちょっとメンタルが落ちてきたような選手のところにフォローに回れたら」と２年連続のリーグ制覇、日本一を狙う阪神のサポートを誓った。