不調の阪神・森下に佐藤義則氏が指摘「ホームラン狙いのスイングになっている」「長距離砲ではなく中距離タイプ。ヒットの延長が、という意識を」

 「オープン戦、日本ハム3-2阪神」(2日、札幌ドーム)

 「6番・右翼」で出場した森下は右飛、右飛、三邪飛、二飛の4打数無安打に終わり、これでオープン戦4試合で13打数1安打0打点、打率・077と結果が出ていない。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「気になったのは森下のスイング。ホームラン狙いの大きなスイングになっている」と指摘した。

  ◇   ◇

 阪神で気になったのは森下だ。差し込まれた打球が多く、フライばかり打ち上げていた。ホームランを狙っているような大きなスイングになっている。顔が天井を向いてしまってバットもアッパー軌道になっている。

 本人の中では「ホームランを20本以上を打ちたい」という気持ちがあるようで、それがスイングにも表れている。ただ、勘違いしてはいけないのは、彼はホームランバッターではないということ。長距離砲ではなく中距離タイプの打者だ。

 大山や佐藤輝は軽く振ってもスタンドまでもっていける。詰まった打球でもホームランというのがあるけど、森下はそれほど上背があるわけでもないし、目一杯振らないと、なかなかスタンドインしない。だから、何本もホームランをというのは難しいと思う。コンパクトなスイングで強い打球を飛ばすタイプであって、ヒットの延長がホームランという意識を持っておくべきだろう。

 レベルアップへ向けて、いろんな形状のバットを試すことも決して悪いことではないが、自分の特性、持ち味というものはしっかり把握しておかないといけない。ホームランを狙っているような今のスイングでは、なかなか結果もついてこないだろう。

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