阪神・前川右京 西勇から豪快アーチ 同郷ベテラン右腕がお墨付き「あれぐらい打って当たり前」

 「阪神春季キャンプ」(26日、宜野座)

 バットの芯で完璧に捉えると、打球はバックスクリーン右へ突き刺さった。阪神・前川右京外野手(20)がランチ特打で通算118勝の西勇輝投手(32)から豪快な一発を放つ。それでも、さらりと言ってのけた。「球種がわかってたんで、打てなかったらひどいかなと思うので」。打って当然とばかりに快音を響かせた。

 西勇とは15球の対戦。1、2球目から安打性の打球を飛ばした。アーチを描いたのは6スイング目。「力感なく打てたので、いい感じの打球が打てた」。スタンドからも大きな拍手を浴びた。

 ベテラン右腕からも太鼓判を押された。「いい打撃しますよね。あれぐらい打って当たり前やと思うし、それぐらいのパンチ力は持ってる。地元の三重(出身)として期待してます」。あらかじめ球種とコースを伝えていたこともあり、想定内の結果だとうなずいた。

 プロ3年目の若虎にとっては、ここからが本当の勝負。3月2日と3日のオープン戦・日本ハム戦(札幌ド)にも帯同するとみられる。「準備ってキーワードは大事にしたい」と1軍生き残りへアピールを続ける。

 ◇西勇(打撃投手について)「配球もそうですし、コースも言いながら投げた。打者がこれからオープン戦に入っていく中で同じチーム(の選手)に感覚をずらすというのは申し訳なかったのでコースを言った。どういう気分かというのは確認できたので、ちょっと安心しています」

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