阪神育成ドラ2・福島 “第2のレッドスター”なるぞ 赤星臨時コーチ仰天「すげえ」「彼の脚力必ず武器になる」
「阪神2軍春季キャンプ」(4日、具志川)
“第2のレッドスター”になる!阪神の育成ドラフト2位・福島圭音外野手(22)=白鷗大=が臨時コーチとして招かれた球団OBの赤星憲広(47)から大絶賛された。宜野座に続き、具志川で開催された“赤星塾”。早出特守から外野守備を教わり、走塁もみっちり指導を受けた福島の能力に、赤星氏は仰天した。
「相当ポテンシャル高い。言ったらすぐできるし、『すげえな』って。将来的には彼の脚力は必ずタイガースの武器になる。支配下には早く到達するんじゃないかな」
走力だけでなく、守備力も評価。ただ、改善点もあった。昨年春の関甲新学生リーグではリーグ新記録の20盗塁を記録した福島だが「ロスしてる動きがあった。それでも盗塁をしてきたのはすごい」と赤星氏は話した。
福島はスタートを切る時に右足をホームベース方向に動かす癖があり、ロスが生まれていた。そこで左足で押し込むことを助言された。守備ではスピードが出るがゆえに打球に突っ込みがちになってしまい、送球動作に影響が出てしまうことを指摘された。
打撃にも定評がある福島に赤星氏は「近本くんみたいなタイプになっていくのかな」と期待し、「僕ともタイプが近い」とも話した。そんな赤星氏は福島にとって“スター”だった。
「憧れはありました。身長、体重も一緒だったんで、赤星さんの活躍によって自分もプロ野球を目指せた」
あこがれの存在との貴重な時間に「年間60個を盗塁する人っていない。そんな人が自分に教えてくれるのは、刺激でしかない」と喜びをかみしめた。そして力強く前を見据え、「自分も60個(盗塁)をできるように。赤星さんみたいになれるようにすごく頑張りたい」と誓った。“赤星イズム”で支配下を勝ち取り、スター選手の階段を駆け上がる。
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