阪神・佐藤輝「信頼されるバッターになりたい」優勝旅行を早く切り上げ米国施設で課題克服に努める「感覚とデータを一致させる」
阪神・佐藤輝明内野手が昨年12月に米国・シアトルの「ドライブライン・ベースボール」で動作解析し、安定した打撃を手にするために取り組む姿が15日、ABCテレビの「newsおかえり」で放送された。
18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に輝いた昨年、佐藤輝はNPBの左打者では史上初となる新人年からの3年連続20本塁打をマークしたが、それでも本人は「そろそろね、しっかりした結果をもっと残したい。本当の若手じゃなくなってくると思うので」とし、好不調の波の小さくする打撃スタイルを確立するため、優勝旅行を1日早く切り上げて動作解析の本場を訪れた。
佐藤輝は「今までは感覚でやるってことが多かったですけど、しっかりデータを測ってやるのって重要だなって」と語り、施設スタッフに解析を依頼。すると「右足が着地する時に前に体が流れている。窮屈になった状態で体が開いている」というクセが見つかり、それが調子が落ち気味になった際の詰まったフライを生む原因になっていると自覚した。
さらに、打つポイントが(自身に)近すぎるという特徴も見つかり、それが打球が上がらない原因になっていることも分かった。そのために「前で打つ」意識と感覚を養うため、重さや長さの違うバットを振り込んだ。
佐藤輝は「変えるというよりは、感覚とデータを一致させる。波を少なくするというのが自分の課題なので。それをすり合わせできたら。不調の波を減らして、できるだけコンスタントに打てるように」と話し、現地で5日間にわたって自らと向き合っていた。
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