阪神・ミエセス 母国ドミニカ共和国で「早く始動できる」打撃フォームに改造中 愛され助っ人、2年目は成績で真の主役に
来季は真の主役を狙う!!阪神のヨハン・ミエセス外野手(28)が27日、母国のドミニカ共和国で行っている自主トレに関して球団を通じて取材に応じ、来季は出場機会を増やすべく打撃改造に着手していることを明かした。今季は主に代打として60試合に出場した中、愛されキャラでチームを盛りあげた助っ人が来日2年目は実力で活躍を示す。また、同じスペイン語圏出身である新外国人のハビー・ゲラ投手(28)との共闘も誓った。
母国から虎視眈々(たんたん)と主役の座を狙っている。明るいキャラクターでチームを盛り上げたミエセスだが、来季もムードメーカーを担いたいかという問いに、きっぱりと言い切った。
「試合に出て、活躍することだけをまずは考えたいです」
今季は主に代打として60試合に出場して打率・222、5本塁打、16打点。助っ人選手としては物足りない数字ではあるものの、岡田監督は潜在能力に期待をかけている。
日本野球を1年経験し、「日本の投手は素晴らしく、タイミングがうまく取れない打席が多くあった」と反省。来季へ向けた対策として「なるべく足を上げずに早く始動できるようなフォームを考えて練習しています」と新フォームに着手していることを明かした。
来日1年目からチームに溶け込み、岡田監督も「ミエちゃん」と呼ぶ愛されキャラ。リーグVのビールかけでは、指揮官から「ミエちゃん主役ちゃうよ。成績にちなんだ暴れ方をしてください」とたしなめられたが、芸人・小島よしおのネタ「ソンナノカンケイネエ」で応じ、爆笑をさらった。
ただ、「1軍では試合に出れない悔しさがあった」とミエセス。「2年目はもっとアピールをして、まず試合に出れるようにしたい。試合に出て、活躍しないといけない世界なので」と成績でも“大暴れ”するつもりだ。
心強い仲間も加わる。球団は新外国人としてパナマ出身の投手・ゲラを獲得した。「彼とは対戦経験があります」とミエセス。同じスペイン語圏出身で、現在も連絡を取り合っているといい「アドバイスというものはないですが、2人で良き仲間として過ごしたいです」と共闘を誓った。
今春のキャンプは外国人選手としては異例の先乗り自主トレからの参加だったが、来春の来日日程は未定。「まずはドミニカ共和国でしっかり練習して、日本に行きたいです」。2年目の覚醒へ、故郷で懸命にバットを振る。
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