阪神・岡田彰布監督（６６）が２５日、４年ぶりに開催されたＯＢ会懇親会に参加し、日本一を報告した。

　「良い結果を持ってＯＢ会に参加できる。選手の頑張りで日本一まで勝ち取ることができました」

　ＯＢ会を代表して吉田義男氏（９０）から功労賞を贈られた指揮官。３８年前に日本一に輝いた当時を振り返り、「僕は選手会長だったんですね。大変なメンバーで、まとめるのが大変で。近本はだいぶ楽やったみたいで」と笑いを誘った。

　球団史上初の連覇達成をＯＢにも誓い、「まだまだ成長過程の選手もたくさんいるので、もう一度、選手と一緒にレベルアップして、プラス新しい血も入れて、今年以上に死にものぐるいで勝ちにいきたい」と力強く宣言した。

　◆吉田義男氏「顔見たらプレーを思い出すんでね、うれしい。ＯＢ会は盛況であるべきだし、勝つということは人が集まるということ。常勝軍団、黄金時代を築いてほしい、それがＯＢとしての望みです。そうなってくれるように思いますよ」

　◆安仁屋宗八氏「去年までは広島のＯＢ会長をしていて、（広島の）ＯＢ総会と重なって来られなかった。これからは自由に来られるし、毎回出られるようにしたいね」

　◆川藤幸三ＯＢ会長「（ＯＢ会は）まだまだこれを続けていかないと。そのためにも勝たないといけないわな。現役もＯＢも一緒の方向を向いてな。（連覇は）誰がどう言おうとみんなが願うことやから。一つ一つそれをクリアしていってくれたら結構なことやな」

　【ＯＢ会懇親会主な出席者】吉田義男、安藤統男、田淵幸一、川藤幸三、掛布雅之、田尾安志、中西清起、中田良弘、安仁屋宗八、福間納、岡義朗、江本孟紀、亀山努、下柳剛、藪恵壹、川尻哲郎、関本賢太郎、鳥谷敬、藤川球児、赤星憲広、福留孝介（敬称略、順不同）