阪神・岡田監督「熱出たり、けがしたり、あんなんばっかりやんか」期待の前川に体調管理の大切さ説く【一問一答】

 水口コーチ(手前左)の打撃指導に苦しそうな表情を見せる。左奥は岡田監督(撮影・高部洋祐)
 小野寺(60)に打撃指導する岡田監督(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸)

 阪神・岡田彰布監督(65)は、合流してから最初のクールを終え、手応えを口にした。レギュラー取りが期待される前川には「熱出たり、けがしたりあんなんばっかりやんか」と体調管理の大切さを説き、次クールでは「見とかんとな」と投内連係をメニューに加え、チェックする考えを明かした。以下、岡田監督との一問一答。

  ◇  ◇

 -岡田監督がキャンプに合流して、最初のクールが終わった。

 「いやいや、別に、みんな体できてるから、おーん。ちゃんと、きょうなんか、すごいティーからよかったよな。昨日やったん、なんかみんな、みとんやろな。やっぱ」

 -リストを意識して。変わってきている。

 「なあ、きょうも、ティーとか見とっても、ボール飛んでたやろ。感覚やからな。自分の」

 -ブルペンで門別と茨木が入った。門別は今年1軍でも投げたが、改めて。

 「いやいや、ええよ。この間もよかったよ。きょうもよかった。きょうは茨木もよかったな。この間、力んどったけど。2日前か」

 -今のブルペンのテーマである真っすぐ高めの球がいい。

 「そうそうそう。この間、めっちゃ力んでシュート回転しとったけどな。きょうは、森木もよかったな。あれもちょっと、いい時と悪い時のあれがあるなあ」

 -門別は質のいい球が多い。

 「力あるよなあ。ボールなあ、ストレート。まあそら、ファームから推薦で1番良かったからあないして1軍で投げさせたんやから。まあ、ある程度は投げられたからな。2回。まあ、それは(優勝が)決まった後やったから、勝ちに行くとかそういう投球じゃないからな、経験というのを踏まえて投げさせたけど、そらおまえ、高校から1年目であれだけ投げられたら十分やで、でもおまえ」

 -1軍で投げられたことが自信になっている。

 「そら自信はついているやろな。ちょっとな、あのときはキャッチャーも栄枝やったし、配球とかいろんな面でもうちょっとちゃんとしたらもうちょっと抑えとるよ。なんでこんなん投げんねんここで、と思ったけど。そやけど優勝のあとやったからあいつらに任せて投げさせてたけど」

 -ブルペンでは淡々と投げていた。

 「自分の感覚があるんやろな。ええボールがいっているというな。別に力むこともないし、自分が腕振って投げたらいいボールがいくっていうのがわかってるんちゃう?」

 -訓示でこの中から1軍キャンプに抜てきするという話をした。

 「それは何人か呼ぶよ。これは。このキャンプが終わってな、コーチもだいたいわかると思うから」

 -門別も期待する選手の1人になるか。

 「まあそらもう呼ぶようになるやろな、当然、おーん。まあ他のピッチャーの刺激にもなるしなあ、今いてる1軍のピッチャーの」

 -来年の使い方、構想は気が早いか。

 「いやそれはもう早い早い、そらお前。まあどっちみちあの辺の若いのは最初はやっぱり先発やわなあ、そらなあ。先発でな、やっていかなあかんと思うけど、まあでも、なあ、練習試合とか、オープン戦でも最初の頃、どんどん投げさしても十分いけると思うけどなあ」

 -森木も持ってるものはいいか。

 「こないだ全然やったやんか、初日か。初日はびっくりしたよ、えっこんなんかな思たけど、うーん。だからまだその差が激しいんやろなあ、ええ時と悪い時というかなあ。まあほとんどピッチング見んの初めてやったからなあ、森木なんかでもなあ。まあでも今日はしかし、ええボールきとったよ、ちょっとなんかな、指にかかる時というかな、それとちょっとかからん時の差が激しいけどなあ。まあ、あれ2年目か、2年目やからなあ。まあでも良かったら1年目からええわけやからなあ。そらなあ。もうちょっとな、ええ球が増えんとあかんわなあ」

 -フリー打撃で井坪をみていた。特徴的な打撃。

 「あんまりバッティングな、極端に直されへんわな。あんだけ極端なんだから。まああれでやってきよったんよな、構えから。触るとか、ちょっとなあ、怖いよ逆にな。ある程度最初よかったからなあ、あいつなあ。結果残してファームでも。まあもうちょっとあれ、見なあかんわなあ。あれに関しては。やっぱり打ち方が独特やからなあ」

 -前川は打球が鋭かったが。

 「もうあれやんか、熱出たりけがしたりあんなんばっかりやんか、ええというか、ようなったら(笑い)。まあ今は元気でやっとるけど、またいつ熱出るかわからへんで。なあ、結構ええ時にケガとかな、そういう体調不良とかになるからな、結局」

 -ケガがクリアできれば1軍の戦力に。

 「そら戦力なるなる、おーん。前川なんか元気やったら。今回もあれやん、熱やもん。今年もお前。熱出て、またどっかなんか痛めてやろ?結局は。それでずっとファームになってしもたんや、今年はなあ。ずっとお前、1軍で使う言うとったやん。よかったからなあ。まあ、そら、自分で注意するしかないよな、そのへんわな」

 -キャンプとオフの過ごし方が大事。

 「そらそうや。だって、毎年やろ、あれ。2年目か。森木と一緒か。なんか、ええ、ええ言いながら、毎年ファームでもどっかけがしたとかフェンスぶつかったとか。そういうのは本当のレギュラーポジションをとれへんよな。1年間フルで1軍で活躍するには、自分の管理しかないからな」

 -次のクールからは。

 「投手コーチが投内したいとか言ってたな。投内もどんなかな、ちょっとあぶなっかしいのがおるみたいやから、見とかんとな(笑)。あぶなっかしいのがおるみたいやから。それこそ、初めて見るあれやから。最近はショートスローとか少ななったけどな。次のクールはぜひ投内やってほしい言うとったで。かめへん、入れていいよ、言うたけど」

 -ブルペンは。

 「次のクールから変化球ほうらすよ。変化球で勝負する投手もおるからな。みんながみんな真っすぐだけでは勝負できひんからな。でも、ある程度ストレートがこんと変化球も生きひんから、まずは威力のあるストレートを投げれるかどうか。投げれんとあかんからな、結局は。でも、思ったより今年ファームだけの投手でもええボール投げてるよ。そら1軍レベルまではいかんかもわからんけど、そんな徐々にそないしたらええ、レベルアップしたらええことやから。今の段階ではそらね、シーズン以上のボールいってんちゃう」

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