阪神6位の津田 恩師は岡田監督&侍ジャパンの参謀役 アドバイスで「自己満足のピッチングが変わった」

 6位指名を受け笑顔を見せる大経大・津田淳哉=撮影・田中太一
 阪神から6位指名を受け、プロでの意気込みを色紙に記す大経大・津田淳哉(撮影・田中太一)
 ナインから胴上げされる大経大・津田淳哉(撮影・田中太一)
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 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 大経大の津田淳哉投手(4年)が、阪神6位で指名された。5位指名までが終わり、他球団が選択終了していく中で「(指名されるのは)無理なのかな」とあきらめ半分の心境になっていた。そこで阪神から6位指名がかかった。「うれしいというより、ホッとした気持ちです」と正直な感情を吐露した。

 奈良県出身で生粋の阪神ファン。自身は2年の時に鳴尾浜で、阪神2軍とのプロアマ戦で登板した経験がある。「中継ぎでしたけど2回も持ちませんでした。ボコボコに打たれ過ぎて…」と苦い思い出が残った。しかし、そこからまっすぐの質とコントロールを磨き、ついにドラフト指名をつかみ取るまで成長した。

 今回のドラフトでは大学生投手が豊作で、多くのピッチャーが上位で指名された。「悔しいですし、負けたくないという気持ちはあります」とプロ入り後に現在の評価を見返す気概をうかがわせた。「入ってから2、3年が勝負なので、浮かれる気持ちはない」と力を込めた。

 09年の第2回WBCの三塁ベースコーチを務め、オリックスで岡田監督が指揮を執った際にヘッドコーチを務めた高代延博氏が、今年から大経大監督に就任。どうやったらバッターをおさえられるか、配球を中心に考えるようにアドバイスを受けた。「自己満足のピッチングが変わったと思います」と進化を実感している。「阪神ファンはすごく熱い。まずは名前を覚えてもらうように。そして、早くファンに認められるように頑張りたい」ときっぱり。ストレートのMAX152キロを誇る、大きな可能性を秘めた右腕が強力な猛虎投手陣の層をさらに厚くする。

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