阪神 右の内野手上位指名へ 身体能力抜群の三菱重工East・津田が最有力 主力の右は大山のみ

 三菱重工East・津田
 東海大熊本星翔・百崎
 鹿児島城西・明瀬
3枚

 阪神が補強ポイントである右打ちの内野手の上位指名を検討していることが25日、分かった。その中でリストの最上位にいるのは三菱重工Eastの津田啓史内野手(20)とみられ、東海大熊本星翔・百崎蒼生内野手(18)、鹿児島城西・明瀬諒介内野手(18)も候補に名を連ねているという。

 高卒3年目の津田は走攻守全てを高水準で兼ね備えた遊撃手。50メートルを5秒9で駆け抜け、中学時代には110メートルハードルで熊本県大会優勝の経験を持つ。遠投110メートルの強肩で身体能力は抜群。横浜高では中日が1位指名を公表した度会(ENEOS)と二遊間を組んだこともある。

 百崎は広角に強烈な打球を打ち分け、高校通算39本塁打を誇る強打者。3年夏の甲子園では初戦敗退に終わったが、右中間への二塁打など2安打を放った。明瀬は打っては高校通算49本塁打、投げても最速152キロの二刀流。甲子園出場経験こそないが、潜在能力を秘めた“怪童”だ。

 阪神の主力内野陣は左打者がそろい、右打ちは大山のみ。1軍に定着する小幡、糸原も左打者だ。今季は北條、山本が戦力外となり、2軍で右打ちの内野手は高卒1年目の戸井だけとなっており、選手層は極端に薄い。中長期的な視点で未来を担う若虎を早々に確保する狙いだ。

 ◆津田啓史(つだ・けいし)2002年11月23日生まれ、20歳。熊本県熊本市出身。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。内野手。長嶺小時代から軟式野球を始め、長嶺中では熊本中央ボーイズでプレー。横浜では1年春からベンチ入りし、同年夏と2年春に甲子園に出場。21年に三菱重工Eastに入社。

 ◆百崎蒼生(ももさき・あおい)2005年9月11日生まれ、18歳。熊本県出身。178センチ、74キロ。右投げ右打ち。遊撃手。小学3年から隈府小学校野球部で野球を始め、菊池南中では泗水ボーイズでプレー。高校は東海大相模に入学し、1年秋から試合に出場。2年の5月に東海大熊本星翔に転入し、3年夏に甲子園に出場。高校通算39本塁打。50メートル走5秒8、遠投105メートル。

 ◆明瀬諒介(みょうせ・りょうすけ)2005年8月25日生まれ、18歳。大阪府堺市出身。183センチ、93キロ。右投げ右打ち。内野手。日置荘西小4年からソフトボールを始め、日置荘中では大阪狭山シニアに所属。鹿児島城西では1年夏からベンチ入り。高校通算49本塁打。

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