阪神・岡田監督「今日はもう最初から打っていい」マジック炸裂!最多四球獲得から一転、初球攻撃指示【一問一答】

 4回、同点ソロを放った森下を迎える岡田監督(撮影・山口登)
 5回、2点適時打を放つ近本(撮影・田中太一)
 5回、右翼線に勝ち越し適時二塁打を放つ村上(撮影・山口登)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(18日、甲子園球場)

 初戦を逆転で制し、アドバンテージも含めて2勝0敗とした阪神。優勝チームが初戦を白星で飾った場合、突破率は95%と高確率になるが、阪神・岡田監督は「そら大きいよ」とニンマリ。打者にはシーズン中とうって変わって積極策を指示していたことを明かした。

 以下、試合後の一問一答。

 (テレビインタビュー)

 -CS初戦のゲーム運びはどうだったか?

 「いやいや、あのう九里もね。最初、コントロールがよかったですよ。きょうはね。だから、ま当たりというかねえ、それも正面ついたり…。まあ、でも先に1点取られたですけど、すぐにね、やっぱり森下のホームランは大きかったですよね」

 -村上の初戦起用と投球について。

 「いや、きょうはフォアボール3つでしょ。ねえ。今年一番多かったんじゃないかな。3つも出して。まあ、慎重になるのは当然だし、いつも球数少ないんだけど、結構球数いってたんで、まあね。6回100球かなあという感じでね、見てたんだけど。まあ1点取られた後、すぐ追いついて、それからまたちょっとギア上がったですね」

 -五回の村上の打席で代打もあるかなと思ったが。

 「いやいや、もう全然、全然。もう誰も用意してなかったです、そのときは」

 -村上が勝ち越し打。

 「いや、バッティングいいんでね。まあ、うーん、ゲッツーだけは打つなと思ったんだけど。まあいいところに飛んだですね」

 -このあと近本が続いた。

 「まあヒットもねえ、あの回だけみたいな感じで。まあ集中力というか、一番いい時にタイムリーが出たですよね」

 -少し実戦から離れる期間が長かった。

 「そうですね。まあ打つほうは心配してたんですけどね。おーん。まだヒットが出てない選手が多いんだけど、勝ったことによってね、明日以降、もうちょっとねどっしりいけるんじゃないですかね」

 -何度もCSは特別なことをするわけではないと言ってきた。

 「いや別に、普通どおりですね。別に何も、近本の盗塁ぐらいですね。サインは」

 -この状況で普通のことを普通にするのは難しいことでは?

 「まあゲーム運び的にはシーズンと同じような感じでいけたので、ヒットが出なかった人は明日以降に出るとは思いますけど」

 -アドバンテージを含めて2勝のスタートになった。

 「んー、あのー、ブルペン陣もね、なかなか実戦感がなかったと思うんですけど、すごくいい調子で。ちょっと1回投げさせたいんでね、ワンポイントとかそんなんいったですけど、まあ明日は伊藤(将)なので、まあね、今日の村上のピッチングを見て伊藤も発憤するんじゃないですか」

 (囲み取材へ移り)

 -村上はどんな状況でも打席に立たせた。

 「6回までは行かせるつもりやったよ。1-1で…まあ、それは同点で代打をいってヒットを打つ、打たんっていうのは、それはわからんことやから。まあ、あそこで交代しても6回まではね、やっぱり一番抑えてるピッチャーだから、防御率のいいね、そらはもう最初から代打とか全然考えてなかったです、あそこで」

 -シーズン通りか。

 「そうそうそう。シーズンやったらもう一回投げさしてるかもわからんけど(笑)」

 -木浪、村上、近本はファーストストライクを捉えたヒットだった。

 「いやいや、ファーストストライクて、まあ、ミーティングではちょっと言ってたんよ、このな、だから、フォアボールが、向こうは一番フォアボールが嫌と思うんで、シーズン中の戦いから見てもね、だから、どんどんストライク来るから、今日はもうね、最初から打っていいて言ってた。まあその通りでどんどんストライクきとったからね、九里も、だから球数少なかったでしょ、うん」

 -森下が打つと盛り上がると言っていた。その通りになった。

 「いやいや、だから初回の打席からね、もう一番タイミング合ってたしね、うーん」

 -それは相性か。

 「いや相性というか、ずっと調子が良かったからじゃない?うん、それは一番実戦してる、しとったからね、フェニックスでね」

 -森下もフェニックスに行ったのがよかったと。

 「え、もう、そんなこと言うてるの?」

 -試合前だが

 「試合前は分からへんやんか(笑い)」

 -(チームも)宮崎で2試合やって。

 「(森下は)2試合ちゃうよ。5試合やで。まあ、生かしたかどうかは分からへん。だってヒット出てないんやもん。まあ、バッターはそらしょうがないから。フェニックスで投げるピッチャーはボールの質も違うしね。そらね」

 -広島は韮沢をスタメン起用してきた。

 「うん。いやいや、登録だけはしてたよ。そら、もうスタメンて分かってた。もう早いうちにティーバッティングしてたから、それはもう分かってた。スタメンは。ファーストで来るん違うかていうのは聞いてたけど」

 -そこに村上の打球が飛んだ。巡り合わせも。

 「うん。巡り合わせて、ヒットやん。エラーちゃうで。ヒットやで」

 -桐敷は大事なところで。

 「いやいや、今日はもうボールが走ってるしね、おーん。安心して見てたよ。うん。だから、桐敷にしても島本にしても3ボールになっても、それはちょっと狙い過ぎの3ボールであってね。もうストライクは簡単に取れるし。そういう流れ的にはすごくよかったんじゃないかな。後ろ、ブルペン陣にとっても」

 -石井は終盤調子が良くなかったが。

 「まあでも、シーズンの調子とか関係ないよ。この間でどんだけ上げてるかの問題やから」

 -四回は前進守備をしなかった。

 「1点勝負と思ってなかったから。後半点取れると思ってたから。だからもう後ろにしたよ。1点やったら別にどってことないやん」

 -村上に打たせたのは打撃がいいから。

 「そうそうそう。最初から打ちよ。まあ初球やけどな、打てのサインよ」

 -シーズン通りに戦えた。

 「まあだから、集中打という意味では、あそこしかチャンスなかったもん。一点は森下のホームランやし。ここという時にやっぱりな。今日はそれまでフォアボールなかったしな。結局坂本がフォアボールみたいなもんよ、デッドボール。やっぱあれで繋がったよな。木浪が打つと近本も打ちよるから」

 -初戦取って。

 「そら大きいよ」

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