阪神・森下 一級品の直球体感 韓国の最速160キロ有望株撃ち バット「気持ち短く」工夫で快音 

 「フェニックス・リーグ、阪神タイガース3-0韓国プロ野球選抜」(12日、生目の杜運動公園第2野球場)

 虎の黄金ルーキーが異国の有望株を食った。初回1死二塁。阪神・森下翔太外野手(23)が160キロ超右腕のキム・ソヒョンのカーブをコンパクトに捉え、先制の中前適時打を放った。まずはCSに向け、一級品の直球を体感できたのは収穫だ。

 「球の速いピッチャーだったのでああいうボールを一回見られたというのは大きい。センター返しができてよかったかなと思います」

 バットを「気持ち短く持った」と工夫も凝らした中で快音を響かせた。「そこまで速くなかったですね」と速球への目の準備も万全。順調な調整ぶりを示した一打に、韓国球界のプロスペクトであるハンファ所属の19歳右腕も目を丸くした。キム・ソヒョンは森下が打席から醸し出す異質な雰囲気に「体つきを見たら韓国の選手に似ている」と驚き。182センチ、90キロの森下の体格を大柄な選手が多い韓国の打者と重ね合わせていた。

 13日からは大山ら1軍の主力選手が宮崎に合流。シーズン同様、野手のベストメンバーで総仕上げに入る。「早めにフェニックスに参加している意味を自分の中で捉えて。他の選手よりもCSの舞台で活躍してチームの勝利に貢献できたらなと思います」。南国の地で得た手応えを糧に、38年ぶり日本一の立役者となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス