阪神・岡田監督 9月3戦全勝の西勇「帳尻合わすのはうまいやんか」六回途中までノーノーの快投で8勝目

 8勝目を挙げた西勇(左端)らとタッチを交わす岡田監督(80)=撮影・高部洋祐
 勝利のタッチを交わして笑顔を見せる岡田監督(中央)=撮影・立川洋一郎
 岡田監督(左)と勝利を喜ぶ岩崎(撮影・飯室逸平)
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 「阪神タイガース2-0東京ヤクルトスワローズ」(26日、甲子園球場)

 阪神が2006年以来となる球団史上3位タイのシーズン84勝目を挙げた。打っては4番・大山が四回、左翼スタンドへ突き刺す決勝の16号2ラン。前日、岡田監督から苦言を呈されたが、そのゲキに応えた。投げては先発の西勇が六回2死まで無安打無失点の圧巻の投球で7回無失点に封じた。岡田監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -西勇が好投。

 「こないだも良かったけど、今日も良かったよなあ。そんななあ、もう打たれそうな、ホント、これもうノーヒットノーランあるかもわからんで言うてたんやけどな、もうなあ、あそこで一本出たからホントこれで7回で切れるなあ言うてたんよ(笑)」

 -西勇は後半戦全勝。9月も3戦全勝。

 「いや、だから、やっぱりなあ、うまいこと帳尻合わすのはうまいやんか(笑)。今までこの時期に帳尻合わしても何も試合なかったけど、今年はなあ、こっからまた試合あるわけやからさあ」

 -大山も1本出たが。

 「今どうこう言うことじゃないんだけどな、やっぱり崩れると早いいうことはな、やっぱ本人も、ずっと悪くても何とか維持しようとな、基本的なことはな。崩れるとやっぱりほんとに戻りにくいよ、バッティングに関しては、相手は崩しにくるわけやからな」

 -昨日の苦言が効いたのか。

 「いや、それは分からん(笑い)。バッティングコーチが何かやったんやろ」

 -打撃練習中からよかったのか。

 「今日はちょっと、昨日よりはマシかなと思ったよ」

 -(1番で起用も4打数無安打の)森下はいい時に戻せるか試されてる。

 「試されてるというか、そら自分で崩れてるわけやからな。いくつボール球振った、今日?そやろ。それは自分で崩れてるということやから、そらもう自分で直さなしゃあないやん。そら、ちゃんとスイングしとって打たれへんのやったらなあ。でもあのボールは誰が振っても当たらへんよ。そういうことやん」

 -シーズン中に直してほしいか。

 「直らへんよ。そんな簡単に直らへん。無理無理。そんだけバッティングは難しいということよ。長いやろ、打てんようになったら。そら本人は何とか打ちたいと、打てるように戻そうとしてるけど、なかなか戻らんということよ、結局は。崩れてしもうたらな。そんな簡単なものじゃないよバッティングは、難しい。だから自分から崩れていったらあかん」

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