阪神が９月１４日に１８年ぶりのリーグ優勝を達成し、大阪・阪神百貨店梅田本店では２４日、同店８階の「阪神タイガース　ＴＥＡＭ　ＳＨＯＰＣＬＵＢＨＯＵＳＥ」でリーグ優勝記念のオリジナルグッズの販売を開始した。

　開店前から約２８００人が列を作るフィーバーぶりで、１時間１５分前倒しした午前８時４５分に開店。なかには前日の昼から待機した虎党もいたそうだ。途中からは整理券を配布し、最大９時間待ちの状況となった。

　販売推進部広報担当部長の竹下諭さんは「１９８５年優勝の時に阪神百貨店の周りをお客さまが取り囲んだ状況に似ているというか、当時はもっとすごかったみたいなんですけど」と明かす。食品フロアのスタッフなど数十人を増員し、総動員で業務にあたった。

　優勝翌日の１５日に優勝セールができれば理想だったが、怒濤（どとう）の１１連勝フィニッシュで優勝を決めただけに、販売時期を遅らせた。ビールかけＴシャツ、キャップ、タオルなど約３０点の記念グッズを発売。購入者も喜びの声だ。

　西宮市から来店した１０代女性は「坂本選手のファンです。優勝の時は泣きました。また、優勝を見られるように応援したいです」と購入したグッズを大切に抱えていた。

　京都市から訪れた３０代夫婦は「１万４０００円分購入しました！！前に優勝した時は中学校１年生だったので、本当にうれしい」と感激していた。今回はリーグ優勝のセール。日本一となれば、さらにフィーバーが予想される。