阪神・大竹が8回2失点で12勝目!現役ドラフト生初のタイトル獲得なるか 最高勝率の前提条件達成が視界に

 3回、塩見を併殺打にしとめ、ガッツポーズの大竹(撮影・金田祐二)
 3回、2点適時打を放ち、ポーズを決める大竹(撮影・高部洋祐)
 3回、大竹が中前適時打を放つ(投手・ロドリゲス)=撮影・堀内翔
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 「東京ヤクルトスワローズ3-9阪神タイガース」(23日、神宮球場)

 阪神の大竹耕太郎投手が8回3失点で12勝目を手にした。現役ドラフト生では快挙となる最高勝率のタイトル獲得へ前進した。

 初回から緩急自在の投球でヤクルト打線を封じ込めた左腕。三回には自ら中前適時打を放って勝利投手の権利をたぐり寄せた。四回に村上に2ランこそ被弾したものの、安定感は揺るがない。八回には2死から塩見にソロアーチを許したが、先発の責任はしっかりと果たした。

 ヒーローインタビューでは「消化試合と言われますけど、きょうしか来れない人もファンの中にはいると思うので、一生懸命投げました」と語ると、左翼席から大歓声があがった。「しっかりとゾーンで勝負できたので、こういう結果になった」と胸を張った。そして「もっともっと勝てるように。日本一になれるように頑張ります」と誓った。

 8回を123球で投げ抜き、5安打3失点に抑えた大竹。これで12勝2敗の勝率・857は、DeNA・東(・882)に次いでリーグ2位。最高勝率のタイトルを手にするには、前提条件として13勝以上が必要となる。

 そのため岡田監督は前回登板で11勝をマークした際に「抹消しよう思ってたんやけど、チャンスがあれば投げさしたらええ」とバックアップすることを明言していた。タイトル獲得にはDeNA・東次第の部分はあるが、可能性がある限り、追い求めていく方針だ。

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