阪神・大竹11勝目でタイトル射程圏 勝率・846でセ1位・東に肉薄!岡田監督も後押し約束

 2回を投げ終え、坂本(右)とベンチに戻る大竹
 先発し、投げ込む大竹(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ3-9阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 飄々(ひょうひょう)とアウトを重ねた。優勝が決まっても、阪神・大竹耕太郎投手(28)のシーズンはまだ続く。リーグ2位タイの11勝目は通過点だ。

 「終始良くなかったですけど、ゼロで抑えているので、調子良くて抑えるより自信になった」。初回、二回はいずれも得点圏に走者を背負ったが、無失点に。7点の大量援護をもらった五回には失策と安打で1死一、三塁のピンチに陥ったが、田中を遊ゴロ併殺に仕留めて、気迫のガッツポーズを決めた。

 “鯉キラー”健在だ。5回3安打無失点で広島戦は無傷の6連勝。73年・江夏豊以来となる50年ぶりの記録を成し遂げた。「相性が良い感覚はない」と話したが、CSで対戦する見込みの相手だけに、頼もしい存在だ。

 新天地での躍進に“勲章”が付いてくる可能性も出てきた。チームトップの白星を挙げ、勝率は・846に。リーグ1位のDeNA・東(・875)に肉薄した。条件となる13勝へ残り2勝。岡田監督は「抹消しよう思ってたんやけど、チャンスがあれば投げさしたらええ」と後押しする考えを明かした。

 悲願のV翌日、9月15日も忘れられない日だ。ソフトバンクで三軍コンディショニング担当を務め、20年にくも膜下出血で急逝した川村隆史さんの命日。大竹は思いを明かす。

 「楽しいから野球を始めたので、そういう感覚は持っておきたい。川村さんから学んだことなので。今年は本当に楽しんでやれていますし、そういう意味では良いところは見せられているかな」。野球人生が変わった一年。最後まで最高に野球を楽しむつもりだ。

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