阪神、西武、広島で活躍の古沢憲司さん死去 戦後最年少公式戦出場 ドミニカでコーチも

 阪神時代の田淵幸一氏(左)と古沢憲司さん=1974年7月
 西武から移籍後初登板で2回を0失点に抑える好投を見せた広島時代の古沢憲司さん=1982年6月
 ブルペンで投手陣を見守る広島・古沢憲司コーチ(右)=2013年撮影
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 阪神、西武、広島で投手として活躍した古沢憲司さんが22日に亡くなっていたことが25日、分かった。がんで闘病していたという。愛媛県出身。75歳だった。

 古沢さんは1964年に新居浜東を中退し阪神に入団。同年の7月25日・国鉄(現ヤクルト)戦でデビュー。16歳117日での公式戦出場は戦後最年少だった。

 71年には12勝を挙げ、72年には開幕投手を務めた。78年オフに田淵幸一とともに西武に移籍。82年途中に広島に移籍し、85年限りで現役を引退した。通算成績は543試合に登板し、87勝115敗25セーブ、防御率3・72だった。

 引退後は広島、阪神などでコーチを務め、広島では長年にわたってドミニカのアカデミーコーチを務めた。

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