阪神・岡田監督 完封の伊藤将を「大したもんや」と絶賛も「アホかってお前、疲れるだけやのに」【一問一答】
「横浜DeNAベイスターズ0-2阪神タイガース」(20日、横浜スタジアム)
阪神がDeNAに連勝し優勝マジックを「26」へと減らした。優勝争いのライバルと目した相手を11ゲーム差と突き放し、岡田彰布監督は完封の伊藤将を「大したもんや」と絶賛。一方で2安打目を放ったことには「アホかってお前、疲れるだけやのに」とジョーク交じりに苦言も呈した。
以下、試合後の一問一答。
-伊藤将はこの時期の完封。
「いやいや、大したもんや、なあ」
-みんなを救った。
「(リリーフ陣が)2日休みになったな(笑)フフ。きょう、明日と」
-最近は中盤でつかまる試合もあった。
「最近は勝ち運ついてな、勝つようになったけど、最初のほうはな。後ろが打たれて。だからちょっとな、いいピッチングしてるのに、なかなか勝ちがつかんいうのはあったからな。(6回で交代して)3つ(負け)で、まだあと1つなんよ。伊藤にはゆうてあるけどな。2つは返したったけどな。6回で交代してな。3つ落としとるからな。でもきょうはそんなん、関係なしで。もう、な。8回のときに、球数とかいろんなな、考えたらこれはもう完封やな、一人やなとゆうてて。任すぞってゆうた」
-現状では一番頼りになる投手。
「一番安定してるよ。まあ、めぐり合わせで日曜日になってるからな。これはまた、な。あれやんか。5試合な、2(試合)、3(試合)、2(試合)、3(試合)になるからな。まあ、ちょっと変えてってもいいかなとは思うけどな」
-ローテのアタマに。
「アタマっていうか、もう、そんなこと考えんで、普通通りやったほうがええかもわからんよな。アタマっていう意識は、他のピッチャーが打たれているわけでもないからな。おーん」
-伊藤将は打つ方でも自分を救った。
「おーん、なあ」
-もともと打撃もいい。
「パンチショットって言うとったんや、おまえ。パンチショットせえって。最後、打たんでええって言うとんのに、“バット振ったら当たってしまいました”って言いやがって。アホかっておまえ、疲れるだけやのに。先頭バッターやのに。バット振ったら当たってしまったらしいわ。ホンマに」
-9番があれだけ打つと。
「いやいや、そら8番、9番の2点やから。そやろ?おーん」
-最後の打席は三振を指示?
「そらそうや。一塁に出たらバントをさせてたけどな。1点でも多い方がええのやけど」
-木浪が起用に応えた。
「なあ。そら打たんとな。また。おーん。まあ、こういう時もあるよな。でもな。8、9(番)で。1、2(番)が全然出えへん時もあるしな。そらな。1年間、そういう形もあるしな。そういうときにな、下位打線で打点を挙げられるのは、そらやっぱりええ流れの証拠やわな」
-昨日の小幡の活躍もあって木浪は刺激もあったか。
「まあ、燃えるというか、だから打率とか見ても、普通にやっても2割8分くらい打ってるわけやからな、おーん。打たないバッターがこういう時だけ打つんじゃないからな、ずっと安定して打っとるから、別にそれは普通にやっとんちゃう、おーん」
-休ませるタイミングと使うタイミングが当たっているが心理面か?
「ええピッチャーの時に外してるやん(笑)」
-屋外ビジターは3勝3敗。
「3勝3敗でええわって言わんとったらよかった」
-1勝2敗でもいい?
「そらなあ、おーん、まあ数字上やけどな。まあでも、両方とも初戦負けてな、それであと五分で持ち堪えたいうのはな、だいぶ力ついてきたんちゃうかな、そういう意味でも」
-今日で今季の対DeNA勝ち越しが決まった。
「ああそう。まあ、もう、もう今はそんな計算してないけどな」
-今日はバウアーの150キロ台ばかりをヒットにしているが直球に狙いを?
「ああそう。いや、そうでもないよ。そんなに、まあ3回目やけど、2回ともそんな抑えられてない。ヒットは打ってるんよな。オレはそんな完璧に抑えられたっていうのはないよな。1点、2点くらいは取れとったから」
-今日、NPBからセ・リーグの杵渕統括が来た。
「まあ、オレの言うたことが、ちょっとは検討することになったんちゃう」
-向こうも理解を。
「そうそうそう。だから(審判と)握手したんよ(笑)そら、普通に考えたらそうやんか。どう考えても、そうやんか。あれをオッケーいうたら、皆、あの練習するよ。皆、座り込んでボール取るよ。そんなん、当たり前のことやろ」
-そういう意味ではリーグも迅速に対応した。
「明日かなと思ったんよ。今日、日曜日やからな。わざわざ、今日来たから、トップのアレがなあ。そら、来るいうことはやっぱり、なあ、何かあったいうことやからな。あれじゃアカンっていうな」